メルチョールとペペ、同郷二人の正反対の美学【スペイン 2026/10/10】

2026-10-10 / スペイン便り


概要

伴奏の名手メルチョール・デ・マルチェナと劇場のスター、ペペ・マルチェナを長編解説。ラ・チャナの即興、レスター・デボーの製作、コロンビアーナの誕生もたどります。

▼ 今日の主役 ・ギタリスト:メルチョール・デ・マルチェナ ・バイレ:ラ・チャナ ・カンテ:ペペ・マルチェナ ・工房だより:レスター・デボー ・パロ:コロンビアーナ

▼ 関連リンク(アーティスト・パロ・工房) ・メルチョール・デ・マルチェナ公式特集 https://www.rtve.es/play/videos/rito-y-geografia-del-cante/rito-geografia-del-cante-melchor-marchena/5258548/ ・ラ・チャナ公式公演映像 https://www.rtve.es/play/videos/flamenco/chana/4599480/ ・ペペ・マルチェナ公式特集 https://www.rtve.es/play/videos/rito-y-geografia-del-cante/rito-geografia-del-cante-pepe-marchena/5425750/ ・レスター・デボー公式経歴 https://www.devoeguitars.com/history ・ペペ・マルチェナ『ミ・コロンビアーナ』 https://www.youtube.com/watch?v=COEwCPDggvo ・パコ・デ・ルシア『モナステリオ・デ・サル』 https://www.youtube.com/watch?v=Ov-JhA94meM

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スペイン文化・フラメンコ便り(2026年10月10日)

オープニング:2026年10月10日 — スペイン文化・フラメンコ便り

  • 今日のスペイン語は「ブエナス」。ブエノス・ディアスやブエナス・タルデスを縮めた、時間帯を選ばない気軽なあいさつ。
  • 主役は、同じセビリア県マルチェナから出た二人、伴奏の名手メルチョール・デ・マルチェナと、オペラ・フラメンカの花形ペペ・マルチェナ。踊りはバルセロナのラ・チャナ、工房は米カリフォルニアのレスター・デボー、パロはコロンビアーナ。
  • 今日の問いは、フラメンコの「本物」と「異端」の境界を誰が引いてきたのか。

国際情勢(スペイン視点)

  • フェリペ6世とレティシア王妃がセウタとメリリャを訪れ、セウタで一泊する。国家元首が同市に泊まるのはアルフォンソ13世以来とエル・ムンドは報じた。学校訪問と、亡くなった移民を悼むイスラム教徒墓地での宗派を超えた式典が予定される。
  • 訪問を前に、モロッコのムハンマド6世は新議会の開会演説で、スペインからの「圧力、脅し、威嚇」を拒むと述べ、スペインの一部政治・報道勢力がセウタ危機を「道具化」していると非難した。海峡の向こうの隣国は、スペインにとって外交ではなく生活の問題である。

スペイン国内ニュース

  • 前倒しされた総選挙を前に、エル・パイスの緊急世論調査では国民党とボックスが過半数を維持。社会労働党は0.7ポイント伸ばしたが、その左の勢力は下げた。
  • 前哨戦の話題を独占しているのは、立ち退きを迫られた高齢女性マリカルメンの死。左派は投資ファンドを批判し、国民党とボックスは黙祷を拒んで「政府の政治利用」を非難した。

文化・芸能ニュース

  • サラゴサのゴヤ美術館が、2年間の改修を終えてピラール祭の週末に再開した。所有するイベルカハ財団の150周年に合わせ、展示面積は3,700から4,660平方メートルへ拡大。建築家セルヒオ・セバスティアンは、リスボン産の石灰岩で壁を包み、「建物よりゴヤを覚えて帰ってもらえれば成功」と語る。
  • 記念展「ソロ・ゴヤ 見る技法」は、プラド、ティッセン、ロンドンのナショナル・ギャラリー、ウフィツィ、オスロ、デトロイト、サンパウロ、ブダペストなどから約50点を集め、1月10日まで。『アルバ女公爵』『日傘』『傷ついた石工』が並ぶ。館長マイ・フォルセンは「運ぶ苦労だけで本が書ける」と述べた。没後200年の2028年へ向けた布石でもある。
  • 同じアラゴンでは、カタルーニャ美術館(MNAC)に置かれていたシヘナ修道院の「世俗画」8面の返還作業が10月19日に始まり、11月5日に修道院へ届く予定と州政府が発表した。13世紀の壁画は1936年の火災後に運び出され、司法はアラゴン側の返還要求を認めてきた。州は600万ユーロをかけて修道院を整えたが、MNACは日程を「目安」とし、より傷んだ参事会室の壁画は動かせないと主張する。
  • 映画監督カルロタ・ペレダは、シッチェス・ファンタスティック映画祭で、スペイン人女性監督として初めて開幕作を任された。米国で撮った『ファウンド・アライブ』は、クロエ・グレース・モレッツ主演のスリラーで、被害者像の型を崩す。本人は「女性はホラー映画を、より身体で生きている」と語った。

フラメンコニュース

  • ギター: セビリアのペーニャ・フラメンカ「トーレス・マカレナ」で、女性ギタリストの連続公演「ギターラ・フラメンカ・デ・ムヘール」第5回が今夜始まる。2022年創設、研究者アンヘレス・クルサードが統括。20世紀前半に国内外で活躍したアデラ・クバスやマティルデ・クエルバスの系譜を掘り起こしつつ、10日にコルドバのテレサ・ヒメネス、17日にラウラ・カルデロン、31日にカリフォルニア生まれのメキシコ系米国人ラ・カロ、さらにカルメン・ガルシアが登場する。学校向けの体験講座も4回ある。
  • バイレ: 踊り手パウラ・コミトレは、マラガ県トロックスの創作支援プログラム「イン・プログレス」で、新作『ビエン・バレ・ウン・インペリオ』を制作中。劇作家ベナベンテの「このパストーラは帝国に値する」という言葉から芸名を得たパストーラ・インペリオを、現代の舞台で読み直す。2024年の『アプレ・ヴ・マダム』(ラ・アルヘンティーナ)に続く三部作の第2章で、ギターはペドロ・ロハスら3人。11月6・7日にマドリードのセントロ・ダンサ・マタデロで初演。
  • バイレ: バレンシアのテアトレ・リアルトでは、イレーネ・デ・ラ・ロサが『アントニータ 身体と記憶』を11日まで上演。耳の聞こえない踊り手ラ・シングラを描いたパロマ・サパタの記録映画が出発点で、ろう者連盟やエスパイ・ドナの女性15人と共同で作った。足音の振動、視線、身体の張りでコンパスを伝える試みである。
  • 公演: 創業70年のタブラオ「コラル・デ・ラ・モレリア」は、10月12日のイスパニダーの日に、マドリードのマヨール広場で無料の大規模公演を開く。間口16メートルの舞台に、ディアナ・ナバロ、ラ・モネタ、メルセデス・ルイス、ヘスス・カルモナ、オルガ・ペリセ、ホセ・マヤが並び、1万人超の観客を見込む。アンダルシア発の芸が、首都の祝日に「国の顔」として広場へ出る。セビリアのペーニャ、バレンシアの劇場、マドリードの広場という三つの場が、同じ週に別の答えを出している。

フラメンコギタリスト列伝

  • 今日の一人はメルチョール・デ・マルチェナ、本名メルチョール・ヒメネス・トーレス(1907年7月17日セビリア県マルチェナ生、1980年マドリード没)。ディエゴ・デル・ガストールと並ぶ「トーケ・ヒターノ(ヒターノの弾き方)」の代表者とされる。
  • 家そのものが音楽の現場だった。父エル・リコはギタリスト、母ラ・ホセフィータは歌い手、叔母ラ・ヒリカ・デ・マルチェナはソレアの型を二つ残したと伝わる。兄弟ミゲル・エル・ビスコとチチョ・メルチョールもギタリストで、息子エンリケ・デ・メルチョール(1950–2012)が家系を継いだ。
  • 伴奏した歌い手は、トマス・パボン、ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、マノロ・カラコル、コンチャ・ピケール、アントニオ・マイレナ、ホセ・メネセ、フアニート・バルデラマ、エル・ペロ・デ・パテルナと幅広い。伝記事典は、その時々に「ふさわしい一音」を差し出す力が、一流の歌い手から求められた理由だと説明する。
  • 得意はシギリージャ、ブレリア、タラント、ソレア、そしてレバンテ系の歌。独奏の華やかさより、歌い手の息継ぎと声の入り口を読む伴奏が評価の中心にある。作家マヌエル・バリオスは、その音を「深い芸の奔流、生きた詩、柳の小枝と苔」と書いた。
  • 録音では、1963年に『ドゥエンデス・デル・カンテ・デ・トリアナ』『ノチェス・デ・ラ・アラメダ』『タンゴス・デ・アンダルシア』を残し、1960年にはニーニョ・リカルドとのブレリアも録った。セビリアの技巧派リカルドと、ヒターノの伴奏者メルチョールが同じ曲種で並ぶ記録は、二つの弾き方の違いを考える材料になる。
  • 1966年には全国フラメンコギター賞を受賞。1974年にはムルシア州ラ・ウニオンの鉱山歌フェスティバルで、パコ・デ・ルシアと同じ舞台に立った。古い世代の伴奏術と、編成と和声を広げていく新世代が交差した場面である。
  • 国営放送の公式アーカイブ『リト・イ・ヘオグラフィア・デル・カンテ メルチョール・デ・マルチェナ』は、1973年1月29日放送の約26分の特集回。ファルセータを長く続けるより、親指の太い低音でコンパスの区切りを示し、歌が入る直前に音数を減らすトーケ・ヒターノの考え方に注目して聴きたい。
  • 息子エンリケは、父の簡潔な伴奏を出発点にしながら、パコ・デ・ルシアの世代の速いピカードと和声も吸収した。親子二代を聴き比べると、「伴奏の美学」が半世紀でどう変わり、何が変わらなかったかが見える。

フラメンコバイレ列伝

  • 今日の一人はラ・チャナ、本名アントニア・サンティアゴ・アマドール(1946年12月24日バルセロナ生)。オスピタレト・デ・リョブレガトの貧しい地区で育ち、学校には通わず、11歳から工場で働いた。
  • 8、9歳のころから、祭りやラジオで覚えたコンパスを、墓地脇の塀の陰で一人で練習した。ギタリストの叔父チャノが才能を見抜き、14歳で舞台へ送り出す。芸名は「分かる」を意味するカロ語「チャネラール」に由来する。
  • 1966年にバルセロナのタブラオ「ロス・タラントス」へ。英国の俳優ピーター・セラーズに見いだされ、映画『ボボ』に出演した。1968年、マドリードの「ロス・カナステロス」を率いるマノロ・カラコルは「バルセロナ出身で金髪なんて駄目だ」と一度は断ったが、踊りを見て即座に雇い、「カタルーニャ万歳」と叫んだという。
  • 踊りの核は、振付を固めず、その場の歌とギターに反応する即興と、指鳴らしと足の速さにある。本人は稽古で振付を作らず、速さと脚力だけを鍛えたと語る。1978年には足に保険をかけた。
  • 国営放送の公式アーカイブ『フラメンコ ラ・チャナ』は1977年3月16日放送。歌はインディオ・ヒターノとホセ・メルセ、ギターはミゲル・デ・レオンとルイス・アビチュエラ。足技の速さだけでなく、歌の終わりに合わせて上半身を止め、足だけで次のコンパスを刻み始める瞬間に注目したい。
  • 家庭の事情で5年間舞台を離れ、1985年に39歳で復帰。アントニオ・カナレスらと「クンブレ・フラメンカ」で世界を回り、カナレスは彼女を「わが師」と呼んだ。2016年にはセビリアのビエナルでロシオ・モリーナの舞台に客演し、同年の記録映画『ラ・チャナ』(ルツィヤ・ストイェヴィッチ監督)は国際的な賞を重ねた。

フラメンコカンテ列伝

  • 今日の一人はペペ・マルチェナ、本名ホセ・テハダ・マルティン(1903年11月7日マルチェナ生、1976年12月4日セビリア没)。若いころはニーニョ・デ・マルチェナと名乗った。メルチョールと同じ町の出身でありながら、正反対の道を歩いた歌い手である。
  • 少年期は雑役をしながら酒場で歌い、フエンテス・デ・アンダルシアの素人大会で優勝してプロになった。1922年にはマドリードのラ・ラティーナ劇場に日給200ペセタで出演し、最初の録音を残す。ギターはラモン・モントーヤだった。
  • 劇場と映画の時代、いわゆる「オペラ・フラメンカ」の花形となった。座らずに立って歌った最初の歌い手、楽団の伴奏を初めて使った歌い手とされ、闘牛場を満員にする最初の大衆的スターでもあった。1945年にはカルメン・アマヤと中南米を巡演し、ブエノスアイレスで3か月公演した。
  • 声質は柔らかく、トリル、ファルセット、装飾音を多用し、朗唱も取り入れた。得意はファンダンゴ、往復の歌(カンテ・デ・イダ・イ・ブエルタ)、拍に縛られない自由な歌。マヌエル・デ・ファリャは「山の湧き水のような澄んだ純粋さ」と称えた。
  • 一方、1950年代以降の「再評価」の時代には、マイレナに代表される純粋主義から「技巧だけ」と批判された。マヌエル・バリオスは「ある人にとってはカンテ最初の嘘、別の人にとっては最後の真実」とまとめている。1990年代に再評価が進み、エンリケ・モレンテ、マイテ・マルティン、アルカンヘルが影響を公言した。
  • 国営放送の公式アーカイブ『リト・イ・ヘオグラフィア・デル・カンテ ペペ・マルチェナ』は1973年7月30日放送の約32分の特集回。70歳近い声が、語尾を裏声へ抜き、旋律を細かく揺らす節回しに注目したい。メルチョールの回と続けて見ると、同じ町の二人の美学の違いがはっきりする。

フラメンコギター工房だより

  • 国外編を続け、今日は米国カリフォルニア州中部海岸ニポモの製作家レスター・デボー(1951年生)を扱う。公式サイトの経歴によると、1975年から製作を続けている。
  • 1970年代初め、演奏家を目指してクラシックとフラメンコを学んでいたデボーは、師が持つ1924年製サントス・エルナンデスを弾いて衝撃を受けた。同じ音と反応の楽器を探したが、そうした作りはもう売られていなかった。引退した地元の製作家に励まされ、師のギターを写すことから始めた。
  • サントス・エルナンデスは、20世紀前半のマドリードで名器を残した製作家。デボーはその型を記憶に置いたまま、フレット位置の精度、弦長の補正、表板のふくらみ、無理な力をかけない組み立て、内部の力木配置を独自に改良したと説明している。
  • 公式サイトはサビーカス、パコ・デ・ルシア、ビセンテ・アミーゴ、アントニオ・レイの4世代が演奏会と録音で使ったと記す。モデルはシープレス系の白い「ブランカ」と、ローズウッド系の黒い「ネグラ」。サイトは3年待ちの注文状況を掲げるが、スペインの販売店は製作終了の表明を伝えており、新作の入手は一段と難しくなっている。
  • スペインの古い名器を米国で「写し」、それをスペインの名手が選び返した。往復するのは歌だけではなく、楽器の設計もまた大西洋を行き来している。

フラメンコのパロ解説

  • 今日のパロはコロンビアーナ。ペペ・マルチェナが作ったとされ、一般に1931年の成立とされる。翌年にはラモン・モントーヤが伴奏した録音も残る。最も新しいパロの一つで、作者がはっきりしている珍しい例である。
  • 中南米から渡ってきた響きをもつ「往復の歌」(カンテ・デ・イダ・イ・ブエルタ)に属し、グアヒーラ、ミロンガ、ルンバと同じ系統に置かれる。名前は南米の国だが、作ったのはアンダルシアの歌い手で、響きにはキューバ音楽の影響が指摘される。
  • 特徴は明るさと軽さ。歌詞は郷愁や恋を、深刻になりすぎず歌う。劇場の時代に生まれたため、酒場の即興よりも、旋律をはっきり聞かせる舞台向けの歌として広まった。のちにエル・レブリハーノやエンリケ・モレンテも録音している。
  • 構成は、短いギターの前奏の後に、旋律の決まったレトラが続き、ファルセータを挟んで繰り返す。踊りが付く場合も、足技は歌の切れ目に置かれ、ルンバに近い軽快なパルマが全体を支える。
  • コンパスは4拍子系で、ルンバに近い。2拍子または4拍子で数えられ、3+3+2のように前へ転がるアクセントを感じる型が教材で紹介される。カホンやパルマは、強拍を重く叩くより、裏拍で弾むように合わせる。
  • 和声は長調。教材ではAメジャーで扱われることが多く、A、D、E7の主要三和音を軸に進む。フリジア旋法のアンダルシア終止を基本とするソレアやシギリージャとは、和声の重心がまったく違う。
  • 創作者の録音として『ミ・コロンビアーナ』では、マルチェナが長い音を裏声へ抜く節回しを聴ける。ギターでは、パコ・デ・ルシアの公式音源『モナステリオ・デ・サル(コロンビアーナ)』で、長調の明るいコードと、ルンバに近い4拍の推進、ラスゲアードの切れ味を確かめられる。

まとめ

  • 同じマルチェナから、歌い手の呼吸を待つ伴奏者と、劇場を満たす装飾の歌い手が出た。純粋主義が「異端」と呼んだペペの創作コロンビアーナは、いまパコ・デ・ルシアの名曲にもなっている。
  • バルセロナの金髪の少女、カリフォルニアの製作家、セビリアの女性ギタリストたち。フラメンコの境界は、外から来た人によって何度も引き直されてきた。
  • 別れの言葉は「ブエン・フィン・デ・セマナ」。土曜日にふさわしい「よい週末を」で締める。

参考ソース

  • El Mundo「Los Reyes dormirán en Ceuta」 https://www.elmundo.es/espana/2026/10/09/6ac87a9fe4d4d8862e8b45b6.html
  • El Mundo「Mohamed VI abre el nuevo Parlamento de Marruecos rechazando presiones de España」 https://www.elmundo.es/internacional/2026/10/09/6ac9137ce85ecea7598b45a6.html
  • El País「El PP y Vox mantienen la mayoría absoluta tras el adelanto electoral」 https://elpais.com/espana/2026-10-09/el-pp-y-vox-mantienen-la-mayoria-absoluta-tras-el-adelanto-electoral.html
  • El País「La conmoción por la muerte de Maricarmen monopoliza la precampaña」 https://elpais.com/espana/elecciones-generales/2026-10-09/la-conmocion-por-la-muerte-de-maricarmen-monopoliza-la-precampana.html
  • El País Cultura「El renovado Museo Goya de Zaragoza sale al Pilar」 https://elpais.com/cultura/2026-10-09/el-renovado-museo-goya-de-zaragoza-sale-al-pilar-sumando-a-sus-fondos-40-obras-del-artista-llegadas-de-grandes-pinacotecas.html
  • El País「Aragón prevé recibir parte de las pinturas de Sijena el 5 de noviembre」 https://elpais.com/espana/catalunya/2026-10-09/el-gobierno-de-aragon-anuncia-que-preve-recibir-parte-de-las-pinturas-de-sijena-el-5-de-noviembre.html
  • El Mundo Cultura「Carlota Pereda: Las mujeres vivimos el cine de terror de una forma más corporal」 https://www.elmundo.es/cultura/cine/2026/10/09/6ac7b5dcfdddff9c358b45c1.html
  • Canal Sur「V edición del ciclo Guitarra Flamenca de Mujer」 https://www.canalsur.es/radio/flamenco-radio/quinta-edicion-ciclo-guitarra-flamenca_1_1442675.html
  • Canal Sur「Paula Comitre trabaja en la creación de Bien vale un Imperio」 https://www.canalsur.es/radio/flamenco-radio/paula-comitre-trabaja-creacion-vale_1_1442500.html
  • Las Provincias「Irene de la Rosa estrena un espectáculo de flamenco accesible para personas sordas」 https://www.lasprovincias.es/culturas/teatro/irene-rosa-estrena-espectaculo-flamenco-accesible-personas-20261009105223-nt.html
  • Revista La Flamenca「El Corral de la Morería saca el flamenco a la calle en el día de la Hispanidad」 https://www.revistalaflamenca.com/el-corral-de-la-moreria-saca-el-flamenco-a-la-calle-en-el-dia-de-la-hispanidad/
  • RTVE Play「Rito y geografía del cante: Melchor de Marchena」 https://www.rtve.es/play/videos/rito-y-geografia-del-cante/rito-geografia-del-cante-melchor-marchena/5258548/
  • RTVE Play「Flamenco: La Chana」 https://www.rtve.es/play/videos/flamenco/chana/4599480/
  • RTVE Play「Rito y geografía del cante: Pepe Marchena」 https://www.rtve.es/play/videos/rito-y-geografia-del-cante/rito-geografia-del-cante-pepe-marchena/5425750/
  • Biografías y Vidas「Melchor de Marchena」 https://www.biografiasyvidas.com/biografia/m/marchena_melchor.htm
  • Wikipedia「Antonia Santiago (La Chana)」 https://es.wikipedia.org/wiki/Antonia_Santiago
  • Wikipedia「Pepe Marchena」 https://en.wikipedia.org/wiki/Pepe_Marchena
  • Lester DeVoe Guitars「History」 https://www.devoeguitars.com/history
  • Richter Guitar「Colombianas」 https://richterguitar.com/flamenco-guitar/flamenco-guitar-toques-and-palos/colombianas/
  • YouTube(Pepe Marchena - Topic)「Mi colombiana (colombiana)」 https://www.youtube.com/watch?v=COEwCPDggvo
  • YouTube(Paco de Lucía - Topic)「Monasterio De Sal (Colombianas)」 https://www.youtube.com/watch?v=Ov-JhA94meM

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