オリーブの木がない国が世界一?「資格なし」市議、43年延滞の本【珍ニュース 2026/10/20】
2026-10-20 / 世界の珍ニュース
概要
クロアチアのブラチ島で開かれたオリーブ摘み世界選手権で、オリーブの木が1本もないフィンランドが45分で55.4キロを摘んで優勝。カナダ・ケロウナでは「政治は好きか?いいえ。資格は?これもいいえ」と掲げた33歳が、37人が8議席を争う市議選で4位に入りました。さらに、最後の貸出が1983年9月1日の小説「戦争と追憶」が43年ぶりにビクトリアの図書館へ戻った話、4×4のルービックキューブを9.806秒でそろえたニュージーランドの学生ロボット。場違いに見えた挑戦者たちが結果を出した4題です。
▼ 今日のトピック ・第9回オリーブ摘み世界選手権(クロアチア・ポスティラ)、フィンランドが55.4キロで優勝 ・カナダ・ケロウナ市議選、冗談の看板で話題のブレイディ・ロジャーズさんが1万2635票で4位 ・グレーター・ビクトリア公共図書館に「戦争と追憶」が約1万5742日ぶりに返却、延滞料は請求なし ・カンタベリー大学の学生4人のロボット、4×4キューブを9.806秒、ギネス認定待ち
▼ 参考記事・ソース ・Olive Oil Times「Finland Wins World Olive Picking Championship in Croatia」 https://www.oliveoiltimes.com/world/finland-wins-world-olive-picking-championship-in-croatia/145577 ・UPI「Finnish team wins World Olive Picking Championship in Croatia」 https://www.upi.com/Odd_News/2026/10/19/croatia-world-olive-picking-championship-finland/1921792425561/ ・Olive Oil Times「French Team Triumphs at 8th World Olive Picking Championship in Croatia」 https://www.oliveoiltimes.com/world/french-team-triumphs-at-8th-world-olive-picking-championship-in-croatia/142059 ・UPI「Humorous campaign signs propel ‘unqualified’ man to city council」 https://www.upi.com/Odd_News/2026/10/19/canada-Kelowna-city-council-unqualified-candidate-funny-signs/9581792429340/ ・Kelowna Capital News「5 new members, 3 incumbents elected to Kelowna council」 https://kelownacapnews.com/2026/10/17/5-new-members-3-incumbents-elected-to-kelowna-council/ ・Daily Hive「’Do I enjoy politics? No’: B.C. man’s Kelowna City Council campaign raising eyebrows」 https://dailyhive.com/vancouver/bc-politics-man-kelowna-brady-rogers ・Culture Alberta「Kelowna, B.C. Man Brady Rogers Wins City Council Seat」 https://www.culturealberta.com/articles/kelowna-bc-man-brady-rogers-wins-city-council-seat-after-campaigning-with-i-barely-want-to-do-this-s ・CP24「43-year-overdue library book finally returned to Greater Victoria library」 https://www.cp24.com/news/canada/2026/10/08/43-year-overdue-library-book-finally-returned-to-greater-victoria-library/ ・UPI「Book returned to British Columbia library 43 years after due date」 https://www.upi.com/Odd_News/2026/10/19/canada-greater-victoria-public-library-43-years-overdue/1141792431813/ ・University of Canterbury「UC engineering students design record-breaking robot」 https://www.canterbury.ac.nz/news-and-events/news/2026/uc-engineering-students-design-record-breaking-robot- ・UPI「Students build robot to solve 4x4x4 Rubik’s cube in 9.8 seconds」 https://www.upi.com/Odd_News/2026/10/19/nz-Guinness-World-Records-rubiks-cube-robot/6671792423259/ ・University of Bristol「Bristol student’s robot smashes 4x4 Rubik’s Cube world record」 https://bristol.ac.uk/news/2025/may/rubiks-cube-world-record.html
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世界の珍ニュース(2026年10月20日)
オープニング:2026年10月20日 — 世界の珍ニュース
- 今日の4題は、オリーブの木が1本もないフィンランドが勝ったクロアチアのオリーブ摘み世界選手権、「政治は好きじゃない、何をしているかも分からない」と掲げてカナダ・ケロウナの市議選で8人の枠に入った33歳、43年遅れでカナダの図書館に戻ってきた戦争小説、そして4×4のルービックキューブを9.806秒でそろえたニュージーランドの学生ロボットです。
- 3つは「本来その場にいるはずのない者」が結果を出した話、1つは本が持ち主の手を離れて戻ってくるまでの話です。
オリーブの木が1本もないフィンランド、クロアチアのオリーブ摘み世界選手権で優勝
- クロアチアのブラチ島にある人口約1500人の町ポスティラで、9回目の「オリーブ摘み世界選手権」が開かれ、フィンランドのチームが優勝しました。オリーブオイル専門誌オリーブ・オイル・タイムズが10月12日に、UPIが19日に伝えています。
- 参加は10チーム。フィンランド、スウェーデン、セルビア、リトアニア、ポーランド、チェコ、アメリカ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、地元クロアチア、それにデジタルノマドの国際混成チームです。前回王者のフランスは出場しませんでした。
- ルールは、男女2人ずつの4人1組で、45分間にどれだけ摘めるか。機械は使わず手作業だけで、実は「サケテ」と呼ばれる伝統の麻袋のエプロンに集め、チームの箱へ移します。聖ヨセフのオリーブ畑で金曜に競技し、重さは地元の農業協同組合の検量責任者と各チームの主将だけが知り、結果は土曜の表彰式まで伏せられました。
- 結果は、1位フィンランド55.4キロ、2位チェコ48.4キロ、3位ポーランド46.6キロ。地元クロアチアは43.2キロで5位、アメリカは42.4キロで7位、最下位のデジタルノマドは31.6キロでした。
- 前年のフィンランドは4位。主将のペトリ・ウトリアイネンさんは「フィンランドにはオリーブの木が1本もないのに、世界王者になった。信じられない」と話しています。前年(8回目)の優勝はフランスで、45分で64キロでした。4位だった前年のフィンランドは58キロで、今年は前年より少ない量で頂点に立ちました。
- 大会は2017年に始まり、2019年には創造的観光の国際ネットワークから賞を受けています。主催はポスティラ観光協会、ポスティラ町、ポスティラ農業協同組合、アルドゥラ・スポーツ。土曜にはシュクリプのオリーブオイル博物館や、伝統的な村ドルの散策も組まれました。観光協会のイヴァナ・イェリンチッチ代表は「まねではなく、刺激を与える観光地のブランドをつくっている」と述べています。
- 出典: Olive Oil Times / UPI / Olive Oil Times(2025年大会)
「何をしているか分からない」と掲げた33歳、カナダ・ケロウナ市議選で8人の枠に入る
- カナダ西部ブリティッシュコロンビア州ケロウナで10月17日に市議選があり、37人が8議席を争いました。市の暫定集計で、地元の事業主ブレイディ・ロジャーズさん(33)が1万2635票の4位で当選圏に入りました。最下位当選者とは1165票差です。結果は21日までに正式に確定する見込みです。
- 選挙サイトの冒頭は「政治は好きか? いいえ。何をしているか分かっているか? いいえ。では資格はあるか? これもいいえ」。看板には「まあ、やるよ」「どれだけ難しいっていうんだ」「心配するな、全部直す(諸条件が適用されます)」「ほとんどやりたくない」「家賃を払いたいだけ」と書きました。
- 「市長選に立候補」と書いてから市議会に訂正した看板もありました。初期の看板では council(議会)のつづりを2通りに間違えていましたが、印刷所が刷る前に気づいて直したといい、本人は「母は英語の教師」と付け加えています。
- 本人は地元育ちで、ブリティッシュコロンビア大学オカナガン校を卒業し、ロボットによる自動化のエンジニアとして4年働きました。仕事に「魂がない」と感じて辞め、2019年から妻と、地元で回収したプラスチックごみを新しい製品に変える店「ザ・ロジェリー」を中心街で営んでいます。
- 公約は、車を持たなくても暮らせる公共交通、土地への課税を重くして建物への課税を軽くすること(州法では現在、市にこの選択肢はない)、ホームレス対策、小さな商店の支援です。
- 「資格がない」という文句は冗談で、関係する経験はあると、本人はグローバル・ニュースに説明しました。当選が見えると「どうやら市議になったらしい」と投稿し、仕事は真剣にやるとも話しています。投票率は約30%でした。
- 出典: UPI / Kelowna Capital News / Daily Hive / Culture Alberta
最後の貸出は1983年9月1日、43年ぶりにカナダの図書館へ戻った戦争小説
- カナダ西部ビクトリアのグレーター・ビクトリア公共図書館で、返却された本の中から、ほこりをかぶったハーマン・ウォークの長編小説「戦争と追憶」が見つかりました。1978年刊行で、「戦争の嵐」の続編。1941年12月から1945年8月6日までの2つの家族を描く第二次世界大戦の物語です。
- 背表紙は割れ、バーコードはありません。中には、今のコンピューター管理より前の紙の貸出カードが残っていました。記録では1970年代末から何度も借りられ、最後の貸出は1983年9月1日。UPIによると、返却先はオークベイ分館でした。
- 誰が返したのか、どこにあったのかは分かりません。メモもなく、貸出記録は定期的に消去されるため、借り手はたどれません。職員のケイトリン・オッテンブライトさんは「バーコードはどこ? どうやって返却処理するの?」と顔を見合わせたと話しています。
- 不在の期間は、オッテンブライトさんの計算で約1万5742日。1995年の延滞料(1日20セント)で計算すると3148.40ドルになりますが、図書館は2024年から延滞料を取っておらず、何十年遅れの返却でも請求はありません。
- オッテンブライトさんは「世界一の物語があるのか、誰かのベッドの下にあったのか」と言います。運営担当のデリア・フィリペスクさんは「勇気か良心で、返しに来てくれた人がいたことがうれしい」と述べました。
- UPIが地元紙タイムズ・コロニストの報道として伝えたところでは、この図書館の最長記録は別にあり、1916年に借りられて1998年に戻った、スティーブン・リーコックの「小さな町の日だまりスケッチ」の82年です。
- 出典: CP24(CTV News) / UPI
4×4のルービックキューブを9.806秒、ニュージーランドの学生4人が作ったロボット
- ニュージーランドのカンタベリー大学で、機械と電子を融合したメカトロニクス工学科の4年生4人が作ったロボットが、10月16日(金)の公式挑戦で、4×4×4のルービックキューブを9.806秒でそろえました。ギネス世界記録の認定待ちです。
- 大学の発表では、これまでのロボットの記録は45秒、人間の記録は15秒。ロボットの45秒は、英ブリストル大学の学生マット・ピデンさんのロボットが2025年5月に出した45.305秒で、それ以前は2015年の1分18秒でした。
- 始まりは卒業研究です。45秒で解くロボットの動画をSNSで見て、ロボットと人間の両方の記録を抜くことを目標にしました。分担は、機械設計がケイレブ・エヴェリットさん、電気とモーター制御がヨハン・トーレスさん、画像認識がヘイデン・ワトソンさん、ソフトウエアがマズ・キャメロンさん。
- 仕組みは、4台のカメラで色を読み取り、公開されている解法プログラムで手順を計算するもの。従来機と違って3つの軸すべての面を回せるため、キューブの向きを変えるだけの無駄な動きがいりません。吸盤でキューブをより速く正確に動かし、モーターはドローン用の高速なものを専用の制御装置と組み合わせました。解法の計算は公開プログラムのままで、短縮は回す仕組みの工夫によるものです。
- 予算は機械工学科が出した「とても限られた」もの。キャメロンさんは「ロボットは人間より上を行けると分かっていた」と話しています。ロボットは大学に残り、4人とも国内での技術職が決まっています。
- 出典: University of Canterbury / UPI / University of Bristol(2025年の記録)
まとめ
- オリーブの木がない国のフィンランドが、前年4位から55.4キロで優勝。前回王者フランスは不在でした。
- 「資格はない」と冗談で掲げたロジャーズさんは、37人中4位の1万2635票。公約は交通、土地課税、ホームレス対策と、中身は真面目です。
- 「戦争と追憶」は、1983年9月1日の貸出から約1万5742日ぶりに戻りました。延滞料は2024年に廃止済みで、請求はありません。
- カンタベリー大学の学生ロボットは9.806秒。ロボットの45秒も人間の15秒も下回り、ギネスの判断を待っています。