教皇の肺がん・OpenAI盗聴・北海道新聞記者拘束を各国比較【2026/10/14】

2026-10-14 / 7カ国メディア比較


概要

教皇レオ14世の肺がん手術を、米英仏印は「がん」と「成功」のどちらから伝えたのか。OpenAIの会議室で見つかった盗聴器と英MI5長官の演説、フランスのスーパー数百店で冷蔵庫が50度にされたサイバー攻撃、駐ギリシャ米大使の更迭を7カ国・地域と日本の報道で比べます。海外が見た日本は、サハリンで拘束された北海道新聞記者と択捉島を訪れた中国の代表団。後半は簗農相をめぐる首相の線引き、重要土地の許可制、「銀のさら」650万件の漏えい、追悼式と原爆資料館の変化を国内紙で読みます。

▼ 今日のトピック ・教皇の肺がん手術、見出しの先頭は「がん」か「成功」か ・OpenAIの盗聴器と英MI5長官の「4倍の脅威」 ・仏スーパーの冷蔵設備が遠隔で50度に ・駐ギリシャ米大使の更迭、金銭疑惑かクーデター脅しか ・北海道新聞記者のスパイ容疑拘束と択捉島の中国代表団 ・簗農相と選管の「記録なし」、重要土地の許可制、650万件の漏えい、追悼式の統合

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スライド(クリックで展開)

世界と日本のメディア比較(2026年10月14日)

確認範囲: 米・英・仏・中・露・印・アラブ圏の公開フィード(アラブ圏6件、他は各12件)、日本の国際面6媒体と国内面8媒体(各12件)。取得時刻は2026年10月14日10時台(JST)。米CNNのフィードは2023年の古い記事だけだったため使わず、日本の各媒体の掲載確認は公開見出しの検索で補った。掲載なしはこの確認範囲に限る。

オープニング:2026年10月14日 — 世界と日本のメディア比較

  • 前半は、教皇レオ14世の肺がん手術。米英仏印が「がん」と「成功」のどちらを見出しの先頭に置いたかを比べる。
  • OpenAIの役員会議室で見つかった盗聴器と英MI5長官の年次演説、フランスのスーパー数百店で冷蔵設備が乗っ取られた事件、駐ギリシャ米大使の更迭を続ける。
  • 海外が見た日本は、サハリンで拘束された北海道新聞記者と択捉島を訪れた中国の代表団。後半は簗農相をめぐる首相の線引き、重要土地の許可制、「銀のさら」650万件と新しい攻撃手口、追悼式と原爆資料館の変化を扱う。

前半 世界: 教皇の肺がん手術、「がん」と「成功」のどちらが先か

国・地域 見出し・焦点
🇺🇸 米国・NPR 「教皇レオに肺がん、手術後にバチカンが発表」。病名を先頭に置き、母と兄のがん歴、喫煙歴がないことまで記述
🇬🇧 英国・BBC 「教皇が肺がんと診断、ただし手術は成功とバチカン」。右肺下葉の切除を見出し直下に
🇫🇷 フランス・France24 「教皇レオ、肺の手術でがん性の腫瘍を切除」。90分の手術と「普通に目を覚ました」という発表を前に
🇮🇳 インド・Times of India / NDTV TOIは「がん診断の後、肺の手術に成功」と成功を主語に。NDTVは「手術室に計3時間、手術はその半分」と時間を記述
🇨🇳 中国・🇷🇺 ロシア・アラブ圏 取得した上位見出しでは確認できず
🇯🇵 日本6媒体 日経「ローマ教皇が肺腺がん、切除手術に成功 『早期発見』と説明」。他の5媒体は確認範囲で見出しを確認できず
  • 教皇は11日のお告げの祈りで「ごく初期の段階の小さな肺結節」が見つかり、医師の助言で摘出すると自ら公表していた。13日にローマのジェメッリ病院で約90分の手術を受け、右肺の下葉を切除した。術後の組織検査で、事前の検査が示していた肺腺がんの診断が確定した。
  • NPRによると教皇は71歳で、週1回テニスをし乗馬もする。公務は少なくとも20日まで取りやめ、11月6〜17日にはウルグアイ、アルゼンチン、ペルーへの訪問を予定している。France24は、がんが広がっていないかを調べる追加検査が続いているとのバチカン関係者の話を添えた。
  • 同じ発表でも、米国は「がん」、英国は「がん、ただし成功」、インドは「成功」を先頭にした。日経は「早期発見」という説明を見出しに取り込み、病状の重さより発見の早さを伝えた。

前半 世界: OpenAIの会議室に盗聴器、MI5長官は「AIを狙う脅威」

国・地域 見出し・焦点
🇬🇧 英国・BBC 「OpenAIの事務所に『精巧な』録音装置を仕掛けたとしてサウジ人男性を起訴」。トイレットペーパーに包まれ、テレビ裏のUSB端子に差し込まれていたと記述。別記事で「MI5長官、ロシア・イラン・AIによる英国への脅威を警告」
🇮🇳 インド・NDTV 「OpenAIの事務所に録音装置、サウジ国籍の男を逮捕」。会議室付近で何度も防犯カメラに映っていたと記述
アラブ圏・Al Jazeera 「会議室で盗聴器発見、OpenAIのエンジニアを起訴」。国籍より「社員」を主語に、AI業界の監視と秘密工作への懸念として報道
🇷🇺 ロシア・RT 「MI5長官、ブレグジットへの『ロシアの影響』を誇張しないよう警告」。演説のうちロシアの影響を小さく見る部分を見出しに
🇯🇵 日本6媒体 日経「OpenAI従業員をFBIが逮捕、社内の役員会議を盗聴の疑い」。MI5演説は産経「外国勢力の脅威『過去10年間で4倍増』、AI悪用も警告」。他は確認範囲で見出しを確認できず
  • 米司法省によると、起訴されたのはサウジアラビア国籍のアブドゥルラフマン・アルフォザン被告(35)。2025年7月からOpenAIのエンジニアで、9月28日ごろに役員用会議室へ装置を仕掛け、30日に見つかった。かばんからは2台目の装置も見つかったとされる。会話を傍受した罪で、最高刑は禁錮5年と罰金25万ドル。
  • OpenAIは自社のAIモデルを使って装置を仕掛けた社員を特定し、FBIへ通報した。モデルの重み、ソースコード、顧客データが不正に持ち出された形跡はないとしている。FBIのパテル長官は、米国のAI技術を守ることを防諜の最優先事項の一つと述べた。
  • MI5のマッカラム長官は13日の年次演説で、外国の敵対勢力による脅威は過去10年で約4倍に増え、ロシアは「最大の攻撃者」だと述べた。イランが関わったとみられる破壊活動で昨年1年に50人以上を逮捕し、AIが新たな生物兵器づくりに悪用される恐れにも触れた。バーナム首相が2016年の国民投票へのロシアの介入を断言した件では、「介入の試みと、結果が左右されたことには大きな違いがある」と述べた。RTはこの部分だけを見出しにした。

前半 世界: フランスのスーパー数百店、冷蔵庫の温度を遠隔で50度に

国・地域 見出し・焦点
🇫🇷 フランス・France24 「スーパーの冷蔵設備への攻撃は基本的な対策の欠如が原因と専門家」。ソフトの更新と強いパスワードという基本を強調
🇯🇵 日本・NHK 「フランスの冷凍庫管理システムにサイバー攻撃 食品に被害」。冷凍食品がとけた被害を主語に
🇯🇵 日本・日経 「フランスで大手スーパーがサイバー攻撃被害 冷凍・冷蔵設備が標的に」
🇯🇵 日本・民放各局 テレビ朝日「約500店舗」「冷蔵庫が50℃も」、日本テレビ「冷蔵庫が80℃に」と温度の数字を見出しに
🇺🇸 米・🇬🇧 英・🇨🇳 中・🇷🇺 露・🇮🇳 印・アラブ圏 取得した上位見出しでは確認できず
  • 攻撃は11日夜から12日にかけて起き、店の冷蔵設備を制御するソフトが狙われた。パリ検察は捜査を始め、「デンマークの企業が提供したソフトに脆弱性がある」と特定して開発元に連絡した。犯行声明は出ていない。
  • AFPによると、被害はアンテルマルシェとネットの少なくとも300店、システムUの100店近く、カルフール・マーケット80店、モノプリ約30店など。設定温度は遠隔で最高50度に書き換えられ、生鮮・冷凍食品が廃棄された。損失は数百万ユーロに上る可能性がある。
  • 地元の論調は「基本的な対策の欠如」という管理の問題、日本の各局は温度の数字という被害の分かりやすさを前に出した。ネットにつながった業務用設備が、情報ではなく食品そのものを壊す攻撃の入口になった。

前半 世界: 駐ギリシャ米大使の更迭、「金銭疑惑」か「クーデター脅し」か

国・地域 見出し・焦点
🇬🇧 英国・BBC 「トランプ氏、汚職疑惑を受けギルフォイル駐ギリシャ大使を解任」。本人の「疑惑は虚偽」「生涯の名誉だった」を併記
🇫🇷 フランス・France24 「倫理スキャンダルの中、トランプ氏が駐ギリシャ大使に辞任を要求」。支持者に金を求め、ギリシャの富豪から接待を受けたと報道
🇷🇺 ロシア・RT 「ギリシャへのクーデター脅しの疑惑を受け、トランプ氏が大使を解任」。米国産LNGの購入をめぐる圧力を中心に
🇮🇳 インド・NDTV 「トランプ氏、不正行為の疑惑で駐ギリシャ大使を解任」。弁護士がメッセージの信ぴょう性を争っていると記述
🇯🇵 日本6媒体 日経「駐ギリシャ米大使が辞任 不正疑惑受けトランプ氏が事実上の更迭」。他は確認範囲で見出しを確認できず
  • ホワイトハウスは13日、キンバリー・ギルフォイル大使に辞任を求めたと発表した。トランプ氏は「よくやっていたが、読んだ内容が気に入らなかった」と述べた。ギルフォイル氏はトランプ氏の長男と4年間婚約していた。
  • 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどの報道によると、大使は献金者に10万ドルのクレジットカードの支払いを肩代わりさせ、見返りに政権幹部への接触を約束したとされる。献金者のデターズ氏は「明白な見返りの取引だった」と述べた。
  • RTは同じ報道から、ギリシャのエネルギー相に米国産LNGの購入を迫り「どの国にでもできる。ここでもできる」と語ったとされる場面を見出しにした。英仏印と日経が金銭と倫理を主語にしたのに対し、ロシアは米国が同盟国にかける圧力として描いた。

前半 世界: 海外が見た日本 — サハリンの記者拘束と、択捉島を訪れた中国の代表団

国・地域 見出し・焦点
ラトビア拠点のロシア独立系・Meduza 「ロシアがスパイ容疑で逮捕した日本人記者とは」。裁判所の記録から34歳の記者と特定し、直近の取材テーマを列挙
🇺🇦 ウクライナ・UNITED24 「日本人記者、クリル諸島の動員をめぐるスパイ容疑で最長20年の可能性」。刑の重さと「動員」を見出しに
🇷🇺 ロシア・タス、RT 取得した上位見出しでは確認できず。発表はロシア連邦保安庁(FSB)とサハリン州政府
🇯🇵 日本6媒体 記者拘束はNHK・朝日・毎日・産経・読売・日経の6媒体すべてが掲載。産経は「見せしめ」「囚人交換の思惑」、日経は「WSJ記者拘束と共通点」と背景へ踏み込んだ。択捉島訪問は読売「中国の投資加速の可能性」、朝日「ロシア、強まる対日強硬姿勢」、産経「異例の訪問、ロシアと足並み揃え鮮明」、日経「ロシア、観光・水産投資を誘致」、NHKは事実のみ
  • FSBは13日、北海道新聞ユジノサハリンスク支局の日本人男性記者を、ロシアを出国する直前に拘束しモスクワへ移送したと発表した。日本の情報機関の指示で、クリル諸島から戦地へ動員された住民や志願兵の数を集めたと主張している。モスクワの裁判所は12月12日まで2カ月の勾留を認め、有罪なら最長で禁錮20年になる。北海道新聞社と在ロシア日本大使館は「確認中」とした。
  • Meduzaによると、記者は2014年からロシアに通い、サンクトペテルブルク大学で学んだ。最後の記事は10月5日、ユジノサハリンスクで働く北朝鮮の人々についてだった。北海道新聞はサハリンに日本人記者を常駐させてきた唯一の日本の報道機関である。ロシアで日本人記者がスパイ容疑に問われたのは、2019年に共同通信の記者が国外退去となって以来。
  • 同じ13日、サハリン州政府は、中国・黒竜江省の行政機関と企業の代表団が択捉島を訪れ、ウニとナマコの養殖や水産加工場の建設、観光施設の候補地を視察したと発表した。茂木外相は「わが国の立場に基づいて適切に対応する」と述べた。8月にはプーチン大統領が初めて択捉島を訪れている。日本の各紙は「ロシアの対日圧力」を主語にしたが、取得した中国CGTNの見出しに訪問の記事はなかった。
  • 対照的に欧州では今月7日までに、共同通信が参加した国際調査報道が仏独ジャーナリズム大賞の調査報道部門に選ばれた。ロシアがバレンツ海で戦略原潜の防衛網を築き、その技術をひそかに調達していた実態を、独南ドイツ新聞や仏ルモンドなど11社と明らかにした報道だ。ロシアの軍事を取材することが、欧州では表彰され、ロシア国内では「スパイ」とされた。

前半 世界: 各国固有ニュース

国・地域 固有ニュース
🇺🇸 米国 NPRは、首都ワシントンの市営ゴルフ場で政府が急に数百本の木を伐採した件で、裁判所が伐採の差し止めを命じたと報道
🇬🇧 英国 BBCは、2022年のノルドストリーム爆破から4年、ドイツがウクライナ人の男を共謀の罪で裁判にかけると報道
🇫🇷 フランス RFIは、仏海軍がインド洋の仏領レユニオン島の南方数百キロで、ロシアの制裁逃れを助けた疑いのある「影の船団」のタンカーに乗り込んだと報道
🇨🇳 中国 CGTNは、王毅外相が習主席の特別代表として15日にアゼルバイジャンのバクーでのアジア相互協力信頼醸成会議(CICA)首脳会議に出席し、4カ国を回ると報道
🇷🇺 ロシア タスは、モスクワへ向かう無人機をこの日だけで30機撃墜し、モスクワ行きの30便以上がニジニノブゴロドやミンスク、イスタンブールなどへ行き先を変えたと報道
🇮🇳 インド Times of Indiaは、ジャイシャンカル外相が中国との正常な関係には国境の安定が「考えるまでもなく必要」と述べたと報道
アラブ圏 Al Jazeeraは、サウジ主導の連合軍がイエメンのフーシ派の拠点を攻撃した後、サウジ東部ダーランの国営石油アラムコの建物が被弾したと報道。日本では毎日が「本社付近で爆発音」と伝えた
  • 英仏は、ロシアのエネルギーをめぐる過去の破壊と現在の制裁逃れを、裁判と臨検という法執行の場面で伝えた。
  • ロシアは自国の首都の空が無人機で乱れた日常を、アラブ圏は湾岸の石油施設に届いた攻撃を選び、戦争の影響を自国側から書いた。
  • 米国は首都のゴルフ場という身近な場所での司法の歯止め、中国とインドは周辺外交と国境という、自国が主役の外交日程を前に出した。

後半 国内: 簗農相、首相が引いた「違法なら」の線と、選管の「記録なし」

媒体 見出し・焦点
NHK 「簗農相 与党から続投困難の声も 高市首相 説明踏まえ判断へ」。首相は「行政運営に当たるのがいいかどうか熟慮」
朝日 社説「簗農水相の進退 更迭を判断すべき時だ」。別記事で「『非常に悪質』『我慢できない』 簗氏発言、各地の首長から批判続々」
毎日 「高市首相、簗氏疑惑違法なら『人事上のこともちゅうちょせず』」「焦点:簗氏続投答弁『修正』」
東京 「簗和生氏から消えた3万票…焦りが生んだ?予算カット発言に地元は『こんなことでは国が腐る』」
読売 「簗農相『予算カット』発言、名指し2市町は予算不足で道路整備見送り…限定して問い合わせは『減額圧力』」
日経 「簗農相、バス無料送迎『選管に確認』 野党『問い合わせなしと回答』」
赤旗 「関文科相、パーティー陳謝/開催認める 議員会館を私物化」
産経 取得範囲で同一テーマの見出しを確認できず
  • 13日の衆院予算委員会で、高市首相は衆院選中のシャトルバス無料送迎について「確信を持って公選法違反とは申し上げられない」と答え、違法と判断すれば「人事上のこともちゅうちょしない」と述べた。簗氏は事前に選管へ確認したと答弁したが、栃木県選管は陣営からの照会の「記録はない」とし、簗氏はスタッフの報告に基づく答弁だったと修正した。
  • 県選管は、問い合わせがあれば「公選法違反に当たる可能性があると答えるはずだ」と説明した。根拠として、演説会の聴衆へのバス提供を国が過去に「利益供与となる」と回答した実例を挙げている。
  • 「道路予算を大幅にカットした」と名指しされた那須烏山市は、国に求めた交付金約1億5000万円に対し内示が約7割で、拡幅工事1路線を来年度へ延ばす。那珂川町は工事の発注を取りやめた。国交省は簗氏から問い合わせはあったが配分への影響は「一切ない」としている。NHKの10月の世論調査で内閣支持率は51%と2ポイント下がり、朝日は社説で更迭を求め、読売は2市町の実害を、東京は地元の票の動きを掘った。

後半 国内: 重要土地の取得を許可制に、無許可なら拘禁刑

媒体 見出し・焦点
NHK 「自民合同会議 安保上重要な土地の取得規制強化の法案 大筋了承」
朝日 「安保上重要な施設周辺の土地取得を許可制に 政府が法案を与党に提示」
日経 「安保関連の重要土地、無許可取得に拘禁刑 政府が自民に法案提示」
毎日・東京・赤旗・産経・読売 取得範囲で13日の了承を伝える見出しを確認できず
  • 自民党の外国人政策本部などの合同会議は13日、重要土地等調査法の改正案を大筋で了承した。自衛隊基地など安全保障上重要な施設の周囲おおむね1キロや、国境の無人離島の土地・建物の取得を、国籍を問わず国の許可制にする。
  • 無許可の取引には3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金を科す。外国政府や軍、その協力者による取得は原則として認めず、政府職員の立ち入り調査や、取得後に外国政府の支配下にある企業へ売られた場合の是正命令も盛り込む。政府は来週にも閣議決定し、今の国会での成立を目指す。
  • 2021年に成立した現行法は、利用実態の調査と、特に重要な区域での事前届け出が柱だった。届け出から許可へ、調査から刑事罰へと一段強める改正で、NHKと朝日は「許可制」、日経は「拘禁刑」という罰の重さを見出しに選んだ。

後半 国内: 「銀のさら」650万件と「A2B攻撃」、不安を感じる人は77%

媒体 見出し・焦点
NHK 「個人情報の流出『不安感じる』77% NHK世論調査」
朝日 「『銀のさら』運営会社、最大650万件の情報流出の恐れ 注文が停止」「防災アプリ手がける企業に不正アクセス 自治体から個人情報漏洩か」
日経 「スマホアプリ解析しサーバー攻撃、情報漏洩の一因 NICTが特定」「日本郵便、最大4807件の顧客情報漏洩の恐れ システム不具合で」「デンマーク880万件情報漏洩、原因はパスワード『123456』か」
読売 社説「不正アクセス 格段に増したAI悪用の脅威」。別記事で日本郵便の件を「サイバー攻撃ではない」と見出しに
東京 社説「個人情報流出 不正侵入前提の対策に」
毎日・赤旗・産経 取得範囲で同一テーマの見出しを確認できず
  • 宅配すし「銀のさら」「釜寅」「すし上等」を運営するライドオンエクスプレスホールディングスは13日、登録者情報が最大約650万件漏れた可能性があると公表した。5日以降に不審なアクセスを検知し、7日にサーバーの運営会社がランサムウェア攻撃を受けた。氏名、住所、電話番号、生年月日、暗号化されたパスワードなどが対象で、クレジットカード情報は持っていない。公式サイトとアプリの注文は7日から止まっている。
  • 情報通信研究機構(NICT)は同じ13日、相次ぐ漏えいの一因として、公開中のAndroidアプリを解析して接続先のサーバーを割り出し、サーバー側の弱点を突く手口を特定し「A2B攻撃」と名付けた。アプリに欠陥がなくても漏れ得るとして、事業者に8月以降の記録の確認を求め、総務省も対策の徹底を呼びかけた。
  • 日本郵便の法人向けサイトでは、攻撃ではなくシステムの不具合で最大4807件が他社から見える状態になっていた。東京は「侵入される前提」の備えを、読売は「AI悪用」という攻撃側の変化を社説の主語にした。

後半 国内: 継続特集 — 追悼式を一つにした鹿児島市と、改装される原爆資料館

媒体 見出し・焦点
NHK 「鹿児島市 戦没者追悼式典一本化し開催 遺族などの高齢化が理由」「京都 舞鶴 シベリア抑留の記憶継承を 平和祈念式典」
中国新聞 「国際会議場に展示新設案 本館の一部移設や拡充 原爆資料館の混雑緩和へ懇談会」
長崎文化放送 「原爆投下前後を比較する写真パネル新設 長崎原爆資料館 Aコーナー改装完了」
日本テレビ 「『被爆者が一人もいなくなった後も』山口市原爆被害者の会の新作紙芝居が完成」
朝日・毎日・東京・赤旗・産経・読売・日経 取得した上位見出しでは同一テーマを確認できず
  • 鹿児島市は13日、これまで8月15日の「第二次世界大戦戦亡者慰霊祭」と10月の「戦没者追悼式」に分けていた式典を、遺族の高齢化を理由に一つにまとめて開いた。市長は昨年の慰霊祭で、戦後生まれが総人口の9割近くを占めると述べていた。京都府舞鶴市では、約66万人の引き揚げ者を受け入れた港で、シベリア抑留の記憶を引き継ぐ平和祈念式典が開かれた。
  • 長崎原爆資料館は、8月9日を扱う最初の展示コーナーの改装を終え、原爆投下の前と後の街並みを比べる写真パネルを新たに置いた。広島では、混雑する原爆資料館の展示の一部を隣の国際会議場へ移し、2035年をめどに約1000平方メートルを新設する案が懇談会で示され、大人の入館料を200円から500円へ上げる案も出ている。
  • 同じ13日、海上自衛隊の齋藤海上幕僚長は会見で、原子力潜水艦について「能力は格段に向上する」と述べた。体験を語れる人が減るなかで、式典は数を減らし、資料館は展示と料金を見直し、山口では被爆者がいなくなった後に向けた紙芝居が作られた。

後半 国内: 各紙独自ニュース

媒体 注目した独自・準独自ニュース
NHK 災害時に首都の代わりを担う「副首都」の基本方針づくりで、藤井総務相が有識者を含めて意見を聴くと表明
朝日 停止義務のない場所での「信号無視」など、警視庁の交通取り締まりミスが63件あった
毎日 重要文化財の候補だった丹下健三設計の「船の体育館」(旧香川県立体育館)が、耐震鑑定の結果を待たずに解体されるおそれ
東京 片山財務相が世界銀行・IMF合同開発委員会の議長に就く。日本人では初めて(読売も掲載)
赤旗 日本医療労働組合連合会が「看護380万人体制が必要」と、質と働き方の改善を訴え
産経 家電・IT見本市「シーテック」が開幕し、AIを現実世界の機械で動かす「フィジカルAI」やVRの避難体験が注目(読売も掲載)
読売 PayPay証券でシステム障害が起き、日本株とETFの全銘柄が取引できなくなった
日経 NTTが米アンソロピック向けのデータセンターを大阪に開設する。同社向けは日本初
  • 朝日と読売は、取り締まりと証券取引という、利用者が制度や仕組みを信頼できるかを問う出来事を追った。
  • 毎日と東京は、戦後建築の保存と国際機関の議長職という、日本の評価が形に残るかどうかに目を向けた。
  • 産経と日経はAIの現場と計算基盤を、赤旗は看護の人手という、技術と人の両方の不足を別の入口から書いた。

まとめ

  • 教皇の手術は、米国が「がん」、英国が「がん、ただし成功」、インドが「成功」を先頭にし、日経は「早期発見」を選んだ。
  • 北海道新聞記者の拘束は日本6媒体すべてが報じ、ロシアの軍事取材が欧州では表彰され、ロシアでは「スパイ」とされた対比が際立った。
  • 国内では簗農相をめぐり、朝日は社説で更迭を求め、読売は2市町の実害、東京は地元の票を掘り、情報漏えいでは東京と読売の社説が主語を分けた。

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音声合成: VOICEVOX / キャラクター: ずんだもん ・ 四国めたん