Replitの既定モデル交代、Meta規約とAI学習、173のM365侵入【2026/10/18】
2026-10-18 / 生成AIニュース
概要
ReplitがAIエージェントの既定モデルを替え、Metaは企業アカウントのリンク先をAI学習に使える規約を10月30日から適用し、バックアップアプリに与えた権限は173のMicrosoft 365環境への入口になりました。「一度渡した許可と既定値が、あとから別の意味を持つ」を軸に、生成AI・量子・セキュリティを横断して解説します。
▼ 今日のトピック ・Replit、AIエージェントの既定モデルをAnthropicからOpenAIへ ・Meta、企業アカウントのリンク先をAI学習に使える規約を10月30日から適用 ・Ray-Ban Metaのメガネ、呼びかけなしで会話を録音する不具合 ・PostgreSQL 19、AIレビューが見つけた欠陥で11月19日ごろへ延期 ・AnthropicのClaudeとハーバード大学、量子回路の部品を設計し直す ・Google、Willowで「魔法状態」の誤りを約40分の1に ・ConnectWiseのバックアップアプリ悪用、173のMicrosoft 365環境に侵入 ・Magentoの最高深刻度の欠陥BlockStrapとDrupalの重大な欠陥 ・直近1週間のセキュリティインシデント5件
▼ 参考記事・ソース ・TechCrunch「Replit is no longer working with Anthropic, CEO says」 https://techcrunch.com/2026/10/17/replit-is-no-longer-working-with-anthropic-ceo-says/ ・Ars Technica「Meta may use sweeping new commercial TOS to avoid millions in AI licensing fees」 https://arstechnica.com/tech-policy/2026/10/meta-may-use-sweeping-new-commercial-tos-to-avoid-millions-in-ai-licensing-fees/ ・The Register「Meta grants itself right to scrape content from business customers for model training」 https://www.theregister.com/ai-and-ml/2026/10/16/meta-grants-itself-right-to-scrape-content-from-business-customers-for-model-training/5303658 ・Ars Technica「Bug turns one of the biggest fears about Ray-Ban Meta smart glasses into reality」 https://arstechnica.com/gadgets/2026/10/ray-ban-meta-smart-glasses-found-recording-audio-without-wearers-consent/ ・The Register「Postgres 19 delayed after AI reviewers find more bugs than humans can fix」 https://www.theregister.com/databases/2026/10/16/postgres-19-delayed-after-ai-reviewers-find-more-bugs-than-humans-can-fix/5303471 ・The Quantum Insider「Anthropic’s Claude Designs Leaner Quantum Circuits, Reducing Resources Needed for Key Calculations」 https://thequantuminsider.com/2026/10/17/anthropics-claude-designs-leaner-quantum-circuits-reducing-resources-needed-for-key-calculations/ ・The Quantum Insider「Google Demonstrates Method to Cut Errors in Quantum Computing’s ‘Magic States’」 https://thequantuminsider.com/2026/10/16/google-demonstrates-method-to-cut-errors-in-quantum-computings-magic-states/ ・BleepingComputer「Hackers breach Microsoft 365 tenants via ConnectWise supply-chain attack」 https://www.bleepingcomputer.com/news/security/hackers-breach-microsoft-365-tenants-via-connectwise-supply-chain-attack/ ・The Hacker News「Hackers Use Compromised ConnectWise Credential to Sign In to 173 Microsoft 365 Tenants」 https://thehackernews.com/2026/10/hackers-use-compromised-connectwise.html ・BleepingComputer「Critical BlockStrap flaw lets hackers run code on Magento servers」 https://www.bleepingcomputer.com/news/security/critical-blockstrap-flaw-lets-hackers-run-code-on-magento-servers/ ・BleepingComputer「Drupal patches critical RCE flaws, warns exploits may emerge soon」 https://www.bleepingcomputer.com/news/security/drupal-patches-critical-rce-flaws-warns-exploits-may-emerge-soon/ ・The Register「X purges 13,000 accounts linked to suspected meddling ahead of US midterms」 https://www.theregister.com/security/2026/10/15/x-purges-13000-accounts-linked-to-suspected-meddling-ahead-of-us-midterms/5303234 ・Krebs on Security「U.K. Sanctions Cryptomus for RU Money Laundering」 https://krebsonsecurity.com/2026/10/u-k-sanctions-cryptomus-for-ru-money-laundering/ ・The Hacker News「MALFEX npm Package ‘imgdecode’ Hides Shellcode Loader in Windows Native Addon」 https://thehackernews.com/2026/10/malfex-npm-package-imgdecode-hides.html ・The Hacker News「UAT-11985 Uses Fake Event Invites to Target Taiwan Research Affiliates With Google AitM Phishing」 https://thehackernews.com/2026/10/uat-11985-uses-fake-event-invites-to.html ・Unit 42「FortiManager CVE-2024-47575 and PEERSTITCH malware」 https://unit42.paloaltonetworks.com/fortimanager-cve-2024-47575-peerstitch-malware/ ・The Hacker News「PEERSTITCH Malware Deployed via FortiOS Flaw Bypasses Checks on Tagged VPN Sessions」 https://thehackernews.com/2026/10/attackers-exploit-fortios-flaw-to.html
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生成AI・量子・セキュリティニュース(2026年10月18日)
キーワード: Replitの既定モデル交代 / Metaの商用規約とAI学習 / Ray-Ban Metaの無断録音 / Postgres 19とAIレビュー / Claudeが設計した量子回路 / ConnectWiseのバックアップアプリ悪用
オープニング:2026年10月18日 — 生成AI・量子・セキュリティニュース
- 今日の軸は「一度渡した許可と既定値が、あとから別の意味を持つ」ことです。
- 生成AIでは、ReplitがAIエージェントの既定モデルをAnthropicからOpenAIへ替えた件、Metaが企業アカウントのリンク先をAI学習に使える規約を10月30日から適用する件、Ray-Ban Metaのメガネが呼びかけなしに会話を録音した不具合、PostgreSQL 19がAIによるコードレビューの指摘で延期された件を扱います。
- 量子では、AnthropicのClaudeとハーバード大学が量子回路の部品を設計し直した研究と、Googleが「魔法状態」の誤りを約40分の1にした実験を扱います。
- セキュリティでは、バックアップサービスに与えた権限が乗っ取られて多数のMicrosoft 365環境に侵入された件、AIで修正から攻撃を作れると警告されたMagentoとDrupalの欠陥、直近1週間のインシデント一覧を扱います。
生成AIと市場:Replit、AIエージェントの既定モデルをOpenAIへ
- AIでアプリを作るクラウドサービスReplitのアムジャド・マサドCEOは、10月16日にサンフランシスコで開かれたTechCrunch Disruptの壇上で「もうAnthropicとは組んでいない」と述べました(TechCrunch、10月17日更新)。
- 理由には費用、提携関係、性能を挙げ、社内と公開のベンチマークでは「SolとAstra」の方が、ゼロからアプリを作る作業で成績が良いと説明しました。「今はChatGPTの方が良い」とも述べています。
- 終了後にマサド氏は、利用者は今もAnthropicのモデルを選べるが、Replit Agentの既定はOpenAIになったと補足し、「モデルは特定の会社に縛られない」としています。ReplitはOpenAIと8月に提携していました。
- Replitはつい最近までAnthropicの上位5社に入る顧客で、Claudeが同社の売上の伸びを支えてきました。大半の利用者は既定のまま使うため、Anthropicへの支払いは大きく減る可能性があります。
- 一方、提携に詳しい匿名の人物は「提携は続いている」と反論しています。9月下旬のReplitのブログはClaude Fable 5と5.1を本番環境のモデルとして挙げ、社員もX上でAnthropicの最上位モデルを宣伝していました。
- 事業面では、企業向け契約が売上に占める割合が昨年の約2%から今年は約15%に増え、2027年には企業と政府が売上の半分を超える見込みだとしています。Anthropic側のコメントは記事にありません。
生成AIと学習データ:Meta、企業アカウントのリンク先をAI学習に使える規約を10月30日から
- Metaは商用利用規約を改定し、10月30日に発効させます。広告、ページ運営、商品カタログ、Meta Business Suiteなどを使う企業アカウントがすべて対象です(Ars Technica、The Register、Nieman Lab)。
- 新しい条文は、企業の製品やサービスに関連するドメインやURLを、スクレイパーやクローラーなどの自動ソフトで巡回し、「テスト用の認証情報」を作って取得し、その内容をMetaの製品の開発・改善・研究・「学習」に使うことを認めさせるものです。オプトアウトはなく、同意しない企業はサービスの利用をやめるしかありません。
- 現行の規約では、巡回の許可は広告用の生成AI規約の中で、広告に使う目的に限られていました。テスト用の認証情報という文言は、今月の広告規約と、出店者向けの契約に限定目的で入っていただけです。専門家は、有料記事の壁を越える手段になりうると警告しています。
- Metaは「各規約に散らばっていた文言を1か所にまとめただけ」で、「クローラーの使い方は変わらない」と説明し、robots.txtでの拒否は今後も尊重するとしています。
- 報道機関の団体News/Media Allianceのダニエル・コフィーCEOは「言語道断で、おそらく違法」と非難しました。コーネル大学のジェームズ・グリメルマン教授は、記事を学習に使い、報道機関と競合する形で再利用される恐れを指摘しています。
- サンタクララ大学のエリック・ゴールドマン教授は、規約を変えるなら拒否できる本当の選択肢が要ると述べ、前払いした企業への返金はどうなるのかと問題提起しました。専門家は、ある商品を買う条件として別の商品を押しつける独占禁止法上の「抱き合わせ」に近いと見ています。
- 報道機関はOpenAIと、無許諾の学習が公正利用かを法廷で争っています。Metaの規約は、判決がどちらに転んでも許可を確保する形になります。
生成AIと端末:Ray-Ban Metaのメガネ、呼びかけなしで会話を録音
- 今週、Ray-Ban Metaのスマートグラスが、合図の言葉「Hey Meta」を言わないのに会話を録音していたという報告がRedditなどに相次ぎました(Ars Technica、10月16日)。
- ある利用者は、3台のメガネで同じことが起き、「Hey Metaなしで応答」の設定は切っていたと書いています。Meta AIアプリの会話履歴に、音声と文字起こしが保存されていました。最近のファームウェア更新の後に気づいたといいます。
- Android Authorityの問い合わせに、Metaは「問題は解決した。音声の記録は設定からいつでも確認・削除できる」とだけ回答しました。原因、影響した台数、再発防止策は明らかにしていません。
- Metaは録音中に点灯するランプを安全策としてきました。8月にはランプを覆うと録画できないよう更新しています。今回は、持ち主にも気づかれない録音が起きた点が新しい問題です。
- ケニアのデータ注釈会社Samaの作業員30人超への取材では、装着者も周囲の人も気づかないまま撮られた私的な映像を見たという証言が出ています。米国では集団訴訟の申し立てと、テキサス州司法長官の調査につながり、ノルウェーは一時的な禁止を検討しています。
生成AIとソフトウェア開発:PostgreSQL 19、AIレビューが見つけた欠陥で延期
- オープンソースのデータベースPostgreSQLの開発グループは、9月下旬から10月上旬に予定していたPostgreSQL 19の公開を、11月19日ごろへ延期しました。大きな機能8〜10個を取り下げ、2027年のPostgreSQL 20へ回します(The Register、10月16日)。
- 中心的な開発者で、EDB副社長のピーター・アイゼントラウト氏は、理由の一部に大規模言語モデルを使ったコードレビューを挙げました。取り下げた機能の中には、ベータ期間中には直しきれない設計上の欠陥を抱えたものもありました。
- AIのレビューは、珍しい条件でしか起きない比較的無害な不具合も大量に見つけました。以前なら公開後5年ほどかけて直していた種類のものです。同氏は「1件あたり平均3行の修正でも、40件並べば、1件ごとの手間で時間が尽きる」と書いています。
- 機能が書かれた時点では、AIレビューは今ほど役に立たず、その後に「実質的な品質の基準」が上がったと説明しています。取り下げはAI任せでコードを書く「バイブコーディング」のせいではないとも強調しました。
- 取り下げた機能には、2023年にSQL標準に入ったグラフ検索の構文SQL/PGQの実装があります。一方、テーブルを止めずにディスク領域を取り戻すREPACK CONCURRENTLYは19に入ります。
量子コンピュータとAI:Claude Mythos 5、量子回路の部品を設計し直す
- Anthropicとハーバード大学のチームは、AnthropicのClaude Mythos 5に量子回路の部品を設計させた研究を、査読前の論文(arXiv:2610.22367)として公開しました(The Quantum Insider、10月17日)。
- 著者はAnthropicのアンディ・グー氏とアレク・ケメニー氏、ハーバード大学のスザンヌ・イェリン氏とミハイル・ルーキン氏です。ルーキン氏は量子コンピュータ企業QuEraの共同創業者でもあります。
- 対象は化学、最適化、物理シミュレーション、数論で使う8つの部品です。7つで、トフォリゲート(計算コストの目安になる演算)の数と量子ビット数の両方を既存手法より減らし、8つ目では新しい算術の組み方を示しました。
- 曲線の当てはめ問題に使う「復号量子干渉法(DQI)」の復号器では、トフォリゲートが約510万個から約44万個へと約12分の1に減りました。量子ビットの最大数は1938から1837です。まれな入力では失敗を許す代わりに、記憶用の量子ビットを最悪時の665から19に絞っています。
- 楕円曲線暗号の計算に関わる逆元計算の回路は、約400万トフォリゲート・935量子ビットの例を示しました。暗号を破る計算全体ではなく、部品の1つです。作業には53時間かかり、人間は最初の指示と、探索を広げる促しだけを与えました。
- Claudeには課題の仕様、空のプログラム、ツール、独立した採点器が渡され、採点器が「トフォリ数×量子ビット数」で回路を順位づけしました。結果は古典計算での検査と資源の見積もりで、実機での実証ではありません。
- 限界として、採点の指標は近似で、実際の費用は配線、誤り訂正などに左右されます。古典コンピュータで効率よく検査できる回路に限られ、初期のClaudeは定番の手法に寄りがちでした。
量子コンピュータ:Google、「魔法状態」の誤りを約40分の1に
- Google Quantum AIは、誤り訂正の中では直接実行しにくい演算に使う「魔法状態」を、高い品質で作る実験を科学誌Scienceに発表しました(The Quantum Insider、10月16日)。
- 魔法状態の一種T状態は使うと消費されるため、長い計算では作り続ける必要があります。見積もりでは、量子コンピュータの能力の最大95%がその生産に割かれるという試算もあります。
- 手法は2024年にクレイグ・ギドニー氏らが提案した「栽培」です。少数の量子ビットで不完全な状態を作り、検査で失敗した試行を捨てます。105量子ビットのプロセッサーWillowで、栽培しない場合より準備の誤りを約40分の1に減らし、論理的な忠実度99.99%を得ました。
- 測り方でも工夫がありました。従来の測定法では、ゆっくりした位相の雑音のせいで、物理的にあり得ない値や過大な忠実度が出ることが分かり、下限を測る「キックバック・トモグラフィー」を考案しました。
- 作った状態を、距離3のカラー符号から距離5の表面符号へ移す「接ぎ木」も54量子ビットで試しました。ただし保存中の誤りはシミュレーションの約7倍で、量子ビットが計算用の状態から漏れ出す現象が原因とみられています。
セキュリティ:ConnectWiseのバックアップアプリ、与えた権限で173のMicrosoft 365環境に侵入
- 管理サービス事業者(MSP)向けのクラウドバックアップ「ConnectWise Cloud Backup」(旧SkyKick)のアプリ用認証情報が悪用され、顧客のMicrosoft 365環境に不正にログインされました(BleepingComputer、The Hacker News、10月17日)。
- 攻撃は少なくとも10月15日に、1つのIPアドレスから始まりました。The Hacker Newsは173の環境へのサインインを報じ、Huntressは自社の監視先だけで162の侵害を確認しています。Microsoftは「進行中のサプライチェーン攻撃」と位置づけました。
- 攻撃者はバックアップアプリの秘密鍵で、アプリとして直接ログインしていました。人のログインを経ないため多要素認証は効かず、顧客が以前に与えた権限で、メールと添付、OneDriveとSharePointのファイル、Teamsのチャットを読み書きできる状態でした。
- Huntressは約50の環境で、ConnectWiseの管理アプリが自分にExchange管理者などの役割を付けたのを確認し、1つの環境では約5分で全体管理者の権限と裏口を作られていました。何年も使っていないアプリが自分に管理者の役割を付けたという通知を受けた管理者もいます。
- ConnectWiseは10月17日午前5時1分(協定世界時)にサービスへのアクセスを止め、「バックアップデータが侵害された兆候はない」としていますが、復旧の時期と、認証情報が盗まれた経路は明らかにしていません。
- Todylは、アプリを無効にしても発行済みのトークンは期限まで使え、利用者のセッションを取り消してもアプリ経由のアクセスは止まらないと注意しています。ConnectWiseは、10月13日以降にアプリへ追加された認証情報を調べて削除するよう求めています。
セキュリティ:Magentoの最高深刻度の欠陥BlockStrap、「AIで修正から攻撃を作れる」と警告
- Adobeは10月13日、ネットショップ基盤Adobe CommerceとMagento Open Sourceの、深刻度が最高の欠陥(CVE-2026-103849)を修正しました。メールのテンプレート処理に細工した命令を紛れ込ませ、サーバーで任意のPHPコードを実行できます(BleepingComputer、10月16日)。
- 発見者のSansecは「BlockStrap」と名づけ、24時間足らずで4つの攻撃経路を見つけたとしています。悪用はまだ確認されていませんが、9月に修正された別の欠陥「StyleSmuggler」の穴を埋め残した形です。
- Adobeは「30日以内の適用」を求める優先度2としましたが、Sansecは「AIエージェントがあれば、修正内容を逆算して短時間で攻撃コードを作れる」と反論しました。StyleSmugglerは、緊急修正から3日で大規模な悪用に至っています。
- 対象は2.4.9までの9月版などで、10月の更新か個別パッチが必要です。9月のStyleSmugglerの修正も残しておく必要があります。
- 同じ週、Drupalも全サポート版に影響する2つの重大な欠陥(CVE-2026-108097、CVE-2026-108099)を修正し、「攻撃は数時間から数日で作られるかもしれない」と事前に予告していました。100万以上のサイトが使い、政府機関や大学に多い基盤です。
セキュリティ:最近のインシデント一覧
- X(10月14日夜に公表/外国からの世論工作):イラン、ロシア、中国に結びつく3つの工作網の1万3000超のアカウントを削除。11月3日の米中間選挙を前に、候補者や著名人を狙う政治的な投稿を広げていた。帰属の根拠となる証拠は公開していない
- 暗号資産の決済業者Cryptomus(10月8日に英国が制裁、15日報道/犯罪収益の資金洗浄):ランサムウェア、薬物、闇市場の支払いの経路になり、ロシアの制裁逃れを助けたとして資産を凍結。TRM Labsは2022年以降の取扱額を70億ドル超と推計。カナダは以前に1億7600万カナダドルの罰金を科したが、別名のHeleketで営業を続けていた
- npmの偽パッケージ「imgdecode」(10月17日報道/ソフトウェアのサプライチェーン攻撃):攻撃作戦MALFEXの一部で、9月30日に登録され、979回ダウンロード。Windows用の拡張部品の中に、攻撃コードを読み込む仕組みを隠していた。報道時点でも公開されたまま。以前に報告された同じ作戦の8パッケージは計4万767回ダウンロードされていた
- 台湾の研究機関の関係者(10月16日報道/標的型フィッシング):Cisco TalosがUAT-11985と呼ぶ集団が、台湾欧州連合センターなどを装った偽の催しの招待状を送付。中継型の偽ログイン画面で、Googleのパスワードと多要素認証の確認コードをその場で盗む。簡体字の痕跡があるが、特定の国家集団とは結びつけていない
- 通信系のマネージドサービス事業者(10月14日にUnit 42が報告/管理装置を足場にした侵入):2024年9月、FortiManagerの欠陥(CVE-2024-47575)で管理装置1台に侵入し、500台超のFortiGateファイアウォールの設定と認証情報を含むアーカイブを持ち出した。長い潜伏の後、FortiOSの欠陥(CVE-2025-61624)で、メモリー上だけで動く新種のマルウェアPEERSTITCHを入れ、印を付けたVPN接続で既定の検査を迂回させていた。事業者名と地域は非公開で、顧客側ネットワークへの侵入は確認されていない。Unit 42は攻撃集団をCL-STA-0954と呼び、国家関与が疑われる侵入との重なりを指摘している
- 対策:外部サービスに与えたアプリの権限は、使っていないものから取り消すこと。ネットショップや会員サイトの基盤は、優先度の表示にかかわらず重大な修正を即日当てることが、今週の備えです。
まとめ
- Replitの既定モデル交代は、利用者の大半が既定のまま使うことで、AI企業の売上が一言で動くことを示しました。
- Metaの規約とRay-Banの録音は、企業も個人も「同意したつもりのない使われ方」に直面していることを示しています。
- PostgreSQL 19の延期とClaudeの量子回路は、AIが見つける量と速さに、人間の確認が追いつくかを問いかけます。Googleは魔法状態の誤りを約40分の1にしました。
- ConnectWiseの件は、何年も前に与えた権限が、多要素認証の外側に残る入口になることを示しました。
参考ソース
- TechCrunch: Replit is no longer working with Anthropic, CEO says
- Ars Technica: Meta may use sweeping new commercial TOS to avoid millions in AI licensing fees
- The Register: Meta grants itself right to scrape content from business customers for model training
- Ars Technica: Bug turns one of the biggest fears about Ray-Ban Meta smart glasses into reality
- The Register: Postgres 19 delayed after AI reviewers find more bugs than humans can fix
- The Quantum Insider: Anthropic's Claude Designs Leaner Quantum Circuits, Reducing Resources Needed for Key Calculations
- The Quantum Insider: Google Demonstrates Method to Cut Errors in Quantum Computing's 'Magic States'
- BleepingComputer: Hackers breach Microsoft 365 tenants via ConnectWise supply-chain attack
- The Hacker News: Hackers Use Compromised ConnectWise Credential to Sign In to 173 Microsoft 365 Tenants
- BleepingComputer: Critical BlockStrap flaw lets hackers run code on Magento servers
- BleepingComputer: Drupal patches critical RCE flaws, warns exploits may emerge soon
- The Register: X purges 13,000 accounts linked to suspected meddling ahead of US midterms
- Krebs on Security: U.K. Sanctions Cryptomus for RU Money Laundering
- The Hacker News: MALFEX npm Package 'imgdecode' Hides Shellcode Loader in Windows Native Addon
- The Hacker News: UAT-11985 Uses Fake Event Invites to Target Taiwan Research Affiliates With Google AitM Phishing
- Unit 42: FortiManager CVE-2024-47575 and PEERSTITCH malware
- The Hacker News: PEERSTITCH Malware Deployed via FortiOS Flaw Bypasses Checks on Tagged VPN Sessions