ケタマのいとこ、ホセミとアントニオ・カルモナ。祖母を継ぐアントニオ・エル・ピパと4拍子のタンゴス【2026/11/05】
2026-11-05 / スペイン便り
概要
「プリモ(いとこ)」の日に、祖母やおじから孫や甥へ、いとこ同士へ渡る技をたどる回です。ギタリスト列伝は、グラナダのアビチュエラ家のいとこたちが組んだ「ケタマ」に14歳で加わり、「ノー・エスタモス・ロコス」の時代を支え、パコ・デ・ルシアとのブレリア『ドス・プニャレス』やニーニャ・パストーリの制作へ進んだホセミ・カルモナ(10月25日に続く再登場、ユーザー指名)。カンテ列伝は、13歳でケタマの打楽器を始めて歌に回り、ソロ20年の今年、おじペペ・アビチュエラとのタンゴスを収めた新作『バロ・ドロム』を出したアントニオ・カルモナ。バイレ列伝は、ヘレスのサンティアゴ地区で祖母ティア・フアナ・ラ・デル・ピパを最初のアイドルとし、1997年の『ビベンシアス』で一夜にして名を上げ、2020年に『エスティルペ(血筋)』を初演したアントニオ・エル・ピパ。工房だよりは、おじアントニオ・マリン・モンテロの工房で修業したグラナダのパコ・サンティアゴ・マリン。パロ解説は、1拍目を休む4拍子「タンゴス」を、地域の型、Dm→C→B♭→Aの進行、踊りの構成から掘り下げます。
▼ 今日のトピック ・最低賃金を2027年に5.3%上げる政令案 ・ロサリアの創作を10年追った研究書『ロサリア、創造の宇宙』 ・マルク・ミラルタ「ニューヨーク・フラメンコ・リユニオン」25周年/マイレナ・デル・アルコルの「ノビエンブレ・フラメンコ」/アントニオ・カルモナのソロ20周年ツアー、7日にパルマ ・ギター列伝: ホセミ・カルモナ(Josemi Carmona) ・バイレ列伝: アントニオ・エル・ピパ(Antonio el Pipa) ・カンテ列伝: アントニオ・カルモナ(Antonio Carmona) ・工房だより: パコ・サンティアゴ・マリン(Paco Santiago Marín、グラナダ) ・パロ解説: タンゴス(Tangos)
▼ 関連リンク(アーティスト・パロ・工房) ・ケタマ『No Estamos Lokos (Kalikeño)』2019年リマスター(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=3Yc9LYt69Ls ・ホセミ・カルモナ『Dos Puñales (Bulería)』パコ・デ・ルシアと(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=Qn0gs0vZYOM ・ペペ・アビチュエラ『Machuka』ホセミ、アントニオ・カルモナ、ポティートと(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=KtH9gwCXDNQ ・アントニオ・エル・ピパ『カンティーニャス』1997年(カナル・アンダルシア・フラメンコ公式) https://www.youtube.com/watch?v=j-tV1wChF4U ・アントニオ・エル・ピパ『エスティルペ』2020年ヘレス・フェスティバル(カナル・アンダルシア・フラメンコ公式) https://www.youtube.com/watch?v=dvx8nSxhIY0 ・アントニオ・エル・ピパ、ミゲル・ポベダのガラ(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=1F7p6Dn5pQw ・アントニオ・カルモナ『Tangos Candongos Con Mi Tío Pepe Habichuela』2026年(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=lpyNPEhq_bc ・アントニオ・カルモナ、アレハンドロ・サンス『Para Que Tu No Llores』(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=VH66acLpd3k ・C・タンガナ『Tiny Desk (Home) Concert』アントニオ・カルモナと「Me Maten」2021年(NPR Music公式) https://www.youtube.com/watch?v=SW6L_lTrIFg ・アントニオ・カルモナ、ビセンテ・アミーゴ『El Punto Sobre La I』(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=T4ltHFIeQtw ・パコ・サンティアゴ・マリン 製作家紹介(ギターズ・インターナショナル) https://www.guitarsint.com/guitar_maker/Paco_Marin ・ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス『Tangos Ligeros: Del Color de Cera Mare』(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=QNQfmClPtto ・エル・チョコラーテ『Tangos del Piyayo』(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=mAsQ_O0Kils ・ペペ・アビチュエラ、カルモナ家とライムンド・アマドールのタンゴス(カナル・スル公式アーカイブ) https://www.youtube.com/watch?v=SmNXKXdv0VU ・パトリシア・ゲレーロのタンゴス(カナル・スル公式アーカイブ) https://www.youtube.com/watch?v=s7mtkSvbwi4
▼ 参考記事・ソース ・RTVC「El salario mínimo subirá un 5,3% en 2027」 https://rtvc.es/salario-minimo-subira-un-53-en-2027-5-noviembre-2026/ ・ExpoFlamenco「Rosalía: From Camarón’s Quejío to the Musical Avant-Garde」 https://expoflamenco.world/magazine/rosalia-del-quejio-de-camaron-at-the-musical-avant-garde/ ・ExpoFlamenco「Marc Miralta: tuve que inventar mi manera de tocar flamenco con la batería」 https://expoflamenco.world/magazine/marc-miralta-tuve-que-inventar-mi-manera-de-tocar-flamenco-con-la-bateria-porque-no-habia-referencias/ ・ExpoFlamenco「Mairena del Alcor celebra el Día Internacional del Flamenco」 https://expoflamenco.world/magazine/mairena-del-alcor-celebra-el-dia-internacional-del-flamenco-con-un-mes-de-recitales-conferencias-y-actividades-culturales/ ・CNDM「Josemi Carmona」 https://cndm.inaem.gob.es/sites/default/files/events/related_files/josemi_carmona.pdf ・deflamenco.com「Vuelve KETAMA, ‘Porque queremos’」 https://deflamenco.com/revista/noticias/vuelve-ketama-porque-queremos.html ・ExpoFlamenco「Un buscador llamado Josemi Carmona」 https://expoflamenco.world/un-buscador-llamado-josemi-carmona/ ・deflamenco.com「Interview with Antonio el Pipa」 https://www.deflamenco.com/revista/entrevistas/interview-with-antonio-el-pipa-1.html ・deflamenco.com「Antonio el Pipa and his straight-ahead flamenco」 https://deflamenco.com/english/show-reviews/antonio-el-pipa-and-his-straight-ahead-flamenco.html ・Wikipedia「Antonio Carmona」 https://es.wikipedia.org/wiki/Antonio_Carmona ・OnCuba News(EFE)「Al flamenco no le han sacado todo el jugo todavía, dice Ketama」 https://oncubanews.com/cultura/musica/al-flamenco-no-le-han-sacado-todo-el-jugo-todavia-dice-grupo-espanol-ketama ・Musicalia「Antonio Carmona – Baro drom (éxodo)」 https://www.lahiguera.net/musicalia/artistas/antonio_carmona/disco/14971/ ・Zavaletas Guitarras「Francisco Santiago Marin」 https://www.zavaletas-guitarras.com/guitar-makers-classical-flamenco/2015/5/19/francisco-santiago-marin ・Wikipedia「Tango (flamenco)」 https://en.wikipedia.org/wiki/Tango_(flamenco)
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スペイン文化・フラメンコ便り(2026年11月5日)
オープニング:2026年11月5日 — スペイン文化・フラメンコ便り
- 今日のスペイン語は「プリモ(primo)」。意味は「いとこ」。ただし「アセル・エル・プリモ(hacer el primo)」と言うと「お人よしで損をする、だまされる」という意味になる。家族の言葉が、そのまま日常の慣用句にもなっている。
- 今日の軸は「いとこ、おじ、祖母」。グラナダのアビチュエラ家のいとこ同士が組んだバンド「ケタマ」から、ギターのホセミ・カルモナと歌のアントニオ・カルモナを、ユーザー指名で取り上げる。踊りでは、祖母ティア・フアナ・ラ・デル・ピパを最初のアイドルとし、おばの歌で踊るヘレスのアントニオ・エル・ピパ。工房だよりは、おじアントニオ・マリン・モンテロの工房で修業したグラナダのパコ・サンティアゴ・マリン。パロ解説は、ケタマの一族も得意とする4拍子の「タンゴス」。
スペイン国内ニュース
- 最低賃金、2027年に5.3%上げへ: カナリア諸島放送RTVC(11月5日)によると、ヨランダ・ディアス労働相の省は、全産業一律の最低賃金(SMI)を2027年に5.3%上げ、月額1,286ユーロ(年14回払い、税・社会保険料控除前)とする政令案を公聴にかけた。専門家委員会の勧告は4.9%で、政府はそれを上回った。労働組合は7%を求めて合意せず、組合の同意なしで出す初めてのSMI政令になると反発した。経営者団体は、11月29日の総選挙の運動期間中に承認されうるとして「選挙目当て」と批判した。ディアス相は、企業は1月1日の額を知る必要があり、選挙を待てないと説明した。
文化・芸能ニュース
- ロサリアの創作を10年追った研究書: エクスポフラメンコ(11月4日)は、作曲家で音楽学者のダニエル・ゴメス・サンチェスの『ロサリア、創造の宇宙』(アギラル社)を紹介した。10年の調査と博士論文がもとで、33の短い章のうち4章で全曲を分析する。
- 暮らしと創作: 同書によると、ロサリアがフラメンコに目覚めたのは、バルセロナ近郊サン・エステベ・セスロビレスの公園で、友だちとカマロンを聴いたとき。タジェール・デ・ムジクスとカタルーニャ高等音楽学校(ESMUC)で学び、教師たちへの取材も収める。注意欠如・多動症(ADHD)と声帯の手術、『モトマミ』の曲をコロナ禍の外出制限中にマイアミのマネージャーの家で書いたことにも触れる。著者は彼女を「多くの先生の生徒だったし、今もそう」と書き、業界に「ノー」と言い、曲に時間を求める姿を描く。評者のタイラー・バーバーは「ロサリアの大ファンではない」と断ったうえで、聖人伝にならない研究だと評価した。
フラメンコニュース
- ジャズの太鼓で「ニューヨーク・フラメンコ・リユニオン」25年: エクスポフラメンコ(11月5日)によると、1966年バルセロナ生まれのドラム奏者マルク・ミラルタが、ジャズとフラメンコを混ぜた計画の25周年公演を、11月5日(木)にセビリアのテアトロ・セントラルで開く。始まりはニューヨークのコーネリア・ストリート・カフェで、店主に勧められて混ぜた。メンバーには、今日のギタリスト列伝のホセミと組むコントラバスのハビエル・コリーナもいた。ミラルタは「お手本がなかったので、ドラムでフラメンコを弾く方法を自分で発明するしかなかった」と語り、ホルヘ・パルドとカルレス・ベナベントから学んだと話す。
- マイレナ・デル・アルコルの「ノビエンブレ・フラメンコ」: エクスポフラメンコ(11月4日)によると、セビリア県マイレナ・デル・アルコル町は、11月16日の「国際フラメンコの日」に合わせて1か月の催しを開く。12日はヘレスのエセキエル・ベニテス(10月16日のカンテ列伝)の歌、13〜14日はカンテ・ホンドを語る第9回アントニオ・マイレナ・セミナー(テーマの一つは、カンテとコンクールの中の女性)、18日はラジオレの番組「テンプレ・イ・プレサ」の公開録音、27日はレブリハのイネス・バカン(11月1日のカンテ列伝)。2010年11月16日にフラメンコがユネスコの無形文化遺産になって16年を記念する。学校ではクリスティナ・ヘーレン財団と入門講座を開く。
- アントニオ・カルモナのソロ20周年ツアー、7日にパルマ: マヨルカ島の催し案内によると、今日のカンテ列伝のアントニオ・カルモナは、11月7日(土)21時にパルマのアウディトリウム「サラ・マグナ」で、ソロ20周年ツアーの公演を開く。約90分で、演奏者は6人。最後の「カバレ・フラメンコ」でケタマの曲を新しい編曲で歌う。アンダルシアのグラナダに生まれ、マドリードを拠点にしてきた一族の歌が、地中海の島まで回ってくる。
フラメンコギタリスト列伝
- 今日の一人: ホセミ・カルモナ(Josemi Carmona、本名ホセ・ミゲル・カルモナ・ニーニョ)。1971年マドリード生まれ。父はギタリストのペペ・アビチュエラ、母は踊り手のアンパロ・ニーニョ。10月25日にも列伝で取り上げたが、今回はユーザー指名の「ケタマのアーチスト」として、ケタマでのギター、制作者としての仕事、2025年の舞台に光を当てる。10月25日に扱った『サマンド』『ハンズ』、トゥマニ・ジャバテとの『ソンガイ』の中身、ポーランドの公演は繰り返さない。
- 一族といとこ: スペイン語版ウィキペディアによると、ケタマの3人は、アビチュエラ家の兄弟の息子たちである。ホセミはペペ・アビチュエラの息子、歌のアントニオと、ギターと歌のフアン「エル・カンボリオ」はフアン・アビチュエラ(1933〜2016年、9月18日の列伝)の息子で、いとこ同士。父ペペ・アビチュエラ(9月22日・28日の列伝)は2026年8月4日に亡くなった。
- 転機1(14歳、ケタマへ): 国立音楽普及センター(CNDM)の資料によると、3歳でギターを始め、14歳でケタマに加わった。ケタマは14枚のアルバムで100万枚を超えて売れた。ウィキペディアは、1990年に歌がライ・エレディアからアントニオへ、創設メンバーのホセ・ソト「ソルデリータ」に代わってホセミが入り、いとこ3人の顔ぶれになったと書く。
- 転機2(「ノー・エスタモス・ロコス」と、20万でなく100万枚): デフラメンコ誌(2018年11月)によると、4作目『イ・エス・ケ・メ・アン・カンビアオ・ロス・ティエンポス(時代が変わっちまった)』に「ノー・エスタモス・ロコス(おれたちは狂ってない)」が入り、長く歌われる曲になった。1995年の『デ・アキ・ア・ケタマ』は客演を招いたライブ録音で、オンダス賞の年間最優秀アルバムに選ばれた。2019年のEFE通信の取材でアントニオは、売り上げが約2万枚から100万枚に跳ねたと振り返り、録音の夜にはペドロ・アルモドバル、ロッシ・デ・パルマ、アントニオ・フローレスが客席にいたと話している。
- 転機3(制作者として): CNDMの資料によると、ケタマと並行してパコ・デ・ルシア、アレハンドロ・サンス、ホルヘ・パルドと共演し、昨日のカンテ列伝のニーニャ・パストーリと、グループ「ラ・バルベリア・デル・スール」の作品を制作した。ケタマで約20年を過ごしたのちソロに移り、父と組んで、伝統のフラメンコにエレキベースと鍵盤を合わせた。2011年の初ソロ作『ラス・ペケーニャス・コサス(小さなこと)』はラテン・グラミー賞の最優秀フラメンコ・アルバム候補になった。
- 転機4(再結成、2019年): デフラメンコ誌によると、14年ぶりのケタマの再結成は、アントニオの2017年の重い病気がきっかけだった。3人は、昔ケタマを作った家の中庭の囲い(コラル)で練習し直し、「始めたころと同じ気持ちで戻る」と述べた。2019年の「ノー・エスタモス・ロコス」ツアーはグラナダを皮切りに各地を回った。EFE通信によると、曲の約8割は『デ・アキ・ア・ケタマ』からで、このアルバムはロンドンのアビー・ロード・スタジオでリマスターされた。
- 代表作1(ケタマの看板曲): 公式配信の『No Estamos Lokos (Kalikeño) (Remastered 2019)』(『デ・アキ・ア・ケタマ』の2019年リマスター版の1曲目、約4分半)。ルンバの「チャカ、チャカ」という刻みを、2本のギターがどう分け合い、歌の合間にどんな短い合いの手を入れるかを聴きたい。歌の後ろに回ったときのギターの控えめさが、ケタマの「歌のバンド」としての形を作っている。
- 代表作2(パコ・デ・ルシアと二人のブレリア): ホセミ本人名義の公式配信『Dos Puñales (Bulería)』(約5分半)。エクスポフラメンコの2025年の評は、パコ・デ・ルシアと録ったこのブレリアを「リズムと味わいのおいしい散歩」と書く。12拍の中で、どちらのギターがファルセータを弾き、どちらが伴奏に回るのか、その入れ替わりを聴き分けたい。
- 代表作3(父と、いとこと): ヌエボス・メディオス公式の『Pepe Habichuela [con Josemi Carmona, Antonio Carmona y Potito] - Machuka』(約5分半)。ケタマを世に出したレーベルが残す、父ペペ・アビチュエラの録音で、ホセミ、アントニオ、歌い手ポティートが加わる。父のギターの下で、息子の伴奏がどこでコンパスの土台を引き受けるかを聴くと、家の中で弾き方が受け渡されていく様子が分かる。
- 2025年の舞台: エクスポフラメンコ(2025年8月7日)によると、8月6日、カディスのサンタ・カタリナ城で、半生をたどる『ミ・ビダ、ミ・ムシカ(わが人生、わが音楽)』を弾いた。幕開けは独りで、ループ(その場で録った音を重ねる機材)を使ってグラナダの歌を弾いた。続いてバンドとケタマ時代の曲、歌のラフィータ・デ・マドリードのアレグリアス、ファンダンゴ・デ・ウエルバ、マルティネーテ。ヘンリー・マンシーニの「ムーン・リバー」も自分の領分へ引き寄せ、「ドス・プニャレス」からキューバのルンバへ流れ、最後は代表曲「タングルーブ」で締めた。中庭は満員だった。
- 技法と比較: 同じ評は、ホセミを「いちばん速い人でも、いちばん純粋な人でもなかった」と書き、そのうえで、落ち着かず探し続ける性格に合った「自然なフラメンコの語り口」を挙げる。10月23日のヘロニモ・マヤが速さで、10月27日のホセリート・アセドがトリアーナの伝統で聴かせるのに対し、ホセミの持ち味は、ルンバやブレリアの土台の上で、ジャズやキューバの音楽と会話する柔らかさにある。ケタマでは歌を立てる伴奏、ソロでは相手と間を分け合う独奏と、同じ「控えめさ」が二つの形で出ている。
- 使用ギター: 米国のギター・サロン・インターナショナル(GSI)の紹介記事は、10月20日の工房だよりで紹介したグラナダの製作家フアン・ミゲル・カルモナの楽器を弾く奏者の写真に、ホセミや伯父のフアン・アビチュエラを挙げている。どの年の一本を、どの録音で使ったかまでは、本人や工房の資料で確かめられなかった。
- 聴きはじめ: まず『No Estamos Lokos』で歌を支えるケタマのギターを、次に『Dos Puñales』でパコ・デ・ルシアと並ぶ独奏者の顔を、最後に『Machuka』で父といとこに囲まれた家の音を聴くと、一人の中にある三つの立ち位置が分かる。
フラメンコバイレ列伝
- 今日の一人: アントニオ・エル・ピパ(Antonio el Pipa、本名アントニオ・リオス・フェルナンデス)。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラのサンティアゴ地区の、ヒターノの芸能一家に生まれた踊り手、振付家(生年は1970年とする資料と1971年とする資料がある)。全履歴を照合し、バイレ列伝では未紹介。
- 祖母とおばの名を継ぐ: 2013年のデフラメンコ誌のインタビューによると、最初のアイドルは祖母のティア・フアナ・ラ・デル・ピパ。祖母は、昔の祭りや、アントニオ・マイレナ(9月18日のカンテ列伝)やソルデラが自分のために歌ってくれた話をしてくれたという。芸名の「ピパ」は、いつもパイプ(ピパ)をくわえていた祖父のあだ名から来た。おばのフアナ・ラ・デル・ピパは、太く深い声の歌い手である。
- 路地で覚えた踊り: 同じインタビューで、サンティアゴ地区では子どもたちが街角や教会の戸口でブレリアを踊り、パルマで遊んでいたと話す。踊りは「食べたり水を飲んだりするのと同じくらい自然」で、「遊びのままにしておくには好きになりすぎた」。
- 転機1(マヌエル・モラオの一座でデビュー): プロの初舞台は、ギタリストのマヌエル・モラオが率いた一座で、コルドバのグラン・テアトロに立ったとき。「踊りが自分の人生になる」と確信したという。その後、ラ・タティ、アントニオ・バルガス、クリスティナ・オヨス、ローラ・フローレスの舞踊団でも踊った。
- 転機2(1997年『ビベンシアス』): デフラメンコ誌(2020年)によると、1997年、第1回ヘレス・フェスティバルで『ビベンシアス(生きてきたこと)』を出し、一夜で有名になった。2006年にはニューヨーク・フラメンコ・フェスティバルのシティ・センターで、タブラオの夜を舞台に移した『デ・タブラオ』を振り付け、11月1日のバイレ列伝のコンチャ・バルガスを客演に迎えた(レメスクラ誌)。
- 転機3(20周年と『エスティルペ』): 2015年11月、アルヘシラスの「カンテ・グランデ協会」から、踊り手として初めて「パルマ・デ・プラタ(銀のパルマ)」を受けた(過去の受賞者にはフォスフォリート、テレモト、パコ・デ・ルシアら)。2017年3月11日には、第21回ヘレス・フェスティバルの締めを『アシ・ケ・パセン・ベインテ・アニョス(1997〜2017)』で飾り、10月16日のギタリスト列伝のサンティアゴ・ララ、おばのフアナが加わった。2020年2月22日には、祖母と地区への敬意を込めた『エスティルペ(血筋)』をビジャマルタ劇場で初演し、歌にはヘスス・メンデス(10月19日のカンテ列伝)、アントニオ・レジェス(10月14日)が並んだ。
- 代表作1(デビューの年の踊り): カナル・アンダルシア・フラメンコ公式の『Cantiñas. Antonio El Pipa. 1997』(1997年の番組「ノチェ・フラメンカ」、ギターはディエゴ・アマヤ、約11分)。『ビベンシアス』で名を上げた年の踊りで、カディスの祝いの歌カンティーニャス(11月1日のパロ解説)の明るい拍の上で、上体と腕の大きな線と、足の細かな刻みがどう切り替わるかを見たい。
- 代表作2(『エスティルペ』): 同じく公式の『Antonio El Pipa. Festival Flamenco Jerez. 2020』(約4分)。番組の説明では、ルーツとサンティアゴ地区へのオマージュ。デフラメンコ誌の評は、中庭の気取らない踊りと劇場の磨き上げをつなぐ「橋」と書いた。腕を大きく広げる身ぶりと、そこから足の刻みへ移る瞬間に注目したい。
- 代表作3(仲間とのガラ): 本人公式チャンネルの『Gala Miguel Poveda y amigos "Música para la investigación"』(約7分)。10月30日のカンテ列伝のミゲル・ポベダが仲間を集めた、研究支援のためのガラでの踊りで、歌い手との距離の近さを見たい。
- 技法と比較: 本人は、腕の使い方は祖母、母、おばという家の女性たちから受け継ぎ、それを自分の美意識で男の踊りに作り直したと語る。いちばん好きなのはソレアで「踊りの母、本質」と呼び、ブレリアの拍にも心が動くという。11月4日のルベン・オルモが舞踊学校でスペイン舞踊とバレエを修めたのに対し、エル・ピパは路地の遊びから舞台へ上がった。2017年の評者エステラ・サタニアは「優雅で、成熟し、強く、堂々としている」「鋭い舞台感覚」と書いた。
- 本人の言葉: 2006年のニューヨークで「うちの家族は、みんな踊ってきた」「芸術家になると決めたわけじゃない」と話し、宝くじが当たったら劇場を買ってもっと踊る、と笑った。2013年には、若い踊り手に向けて「それが先人の遺産。敬い、よく学ぼう」と語っている。2015年の受賞の夜は、「これからはサンティアゴ地区のヒターノであることを自慢する」と述べた。
- いま: 2022年5月には、米国ツアーでカリフォルニア州上院などから表彰され、ヘレス市が祝意を表した。
- 見はじめ: まず1997年の『カンティーニャス』で若い勢いを、次に2020年の『エスティルペ』で、祖母と地区へ戻っていく円熟の舞台を見ると、「血筋」という題の意味が分かる。
フラメンコカンテ列伝
- 今日の一人: アントニオ・カルモナ(Antonio Carmona、本名アントニオ・カルモナ・アマヤ)。1965年5月21日、グラナダ生まれ。父はギタリストのフアン・アビチュエラ、母はマティルデ・アマヤ。兄はケタマのフアン「エル・カンボリオ」、いとこが今日のギタリスト列伝のホセミ。フランス国籍も持つ。
- 家族: スペイン語版ウィキペディアによると、マリオラ・オレジャナと結婚し、娘のマリーナ(1993年生まれ)とルシア・フェルナンダ(1996年生まれ)がいる。2人の娘は、2026年の新作にも加わった。
- 転機1(打楽器から歌へ): 2019年のEFE通信によると、13歳でケタマの打楽器を始め、最初の歌い手ライ・エレディアが1985年のデビュー盤の後に抜けると、歌に回った(ウィキペディアは交代を1990年と書く)。1996年には、ユーロビジョン・ソング・コンテストのスペイン代表曲「アイ、ケ・デセオ」を書き、アントニオ・カルボネルがオスロで歌った。
- 転機2(ソロ、2006年): 2004年にケタマが活動を止めた後、2006年に初のソロ作『ベンゴ・ベネノソ(毒を持ってやってきた)』をユニバーサルから出した。ラ・マラ・ロドリゲス、フアネス、アレハンドロ・サンスが加わり、チャート9位、ゴールド・ディスク。サンスと歌った「パラ・ケ・トゥ・ノ・ジョレス・アシ」はデジタルでプラチナになった。2011年の『デ・ノチェ』はネリー・ファータドとブイカ、2017年の『オブラス・ソン・アモーレス』はチャート3位。
- 転機3(昏睡からの再出発): 2017年10月、歯の治療の後の感染症で敗血症になり、昏睡状態を経て16日に退院した。EFE通信の取材では、昏睡は「深い跡を残す」が、心の結び目もほどいてくれたと語った。この病気が、2019年のケタマ再結成のきっかけになった。
- 代表作1(おじとのタンゴス、2026年): 本人公式の『Tangos Candongos Con Mi Tío Pepe Habichuela (Lyric Video)』(2026年3月公開、約4分)。新作『バロ・ドロム(エクソド)』の5曲目で、題は「おじのペペ・アビチュエラと、いたずらなタンゴス」。今日のパロ解説の4拍子の上で、言葉を拍のどこに置いて弾ませるか、おじのギターとどう掛け合うかを聴きたい。
- 代表作2(ソロの代表曲): 本人公式の『Antonio Carmona, Alejandro Sanz - Para Que Tu No Llores』(2007年、約4分)。ポップの歌の中で、カルモナの声がどこでフラメンコの節回しをのぞかせ、サンスの声とどう交互に重なるかに注目したい。
- 代表作3(若い世代と): 米国の公共ラジオNPR公式の『C. Tangana: Tiny Desk (Home) Concert』(2021年4月、約15分半)。マドリードの家で撮った回で、冒頭の「メ・マテン」をC・タンガナと歌う。小さな部屋の演奏で、C・タンガナとカルモナの二人の声がどう掛け合うかを聴きたい。
- 代表作4(ビセンテ・アミーゴと): 本人公式の『Antonio Carmona, Vicente Amigo - El Punto Sobre La I (Video Oficial)』(2024年6月公開、約3分半)。新作の先行曲で、コルドバのギタリスト、ビセンテ・アミーゴ(9月5日ほかの列伝)のギターに、声がどう寄り添うかに注目したい。
- 声と比較: 同じアビチュエラ家の歌でも、9月の列伝で扱った父や伯父の世代がギターで歌を支えたのに対し、アントニオは打楽器から歌に移った人で、ルンバやタンゴスの拍に言葉を乗せる。EFE通信の取材では「フラメンコはまだ知られていない、搾り尽くされていない」「おれたちはフラメンコで、熱いんだ」と話し、いまはフュージョンより「歌」そのものに興味があると語った。
- いま(『バロ・ドロム』とソロ20周年): 2026年3月20日、9年ぶりのソロ作『バロ・ドロム(エクソド)』を出した。題はロマ(ヒターノ)の言葉ロマニ語で「エクソド(旅立ち)」を意味し、「大いなる道」とも説明される。アルバムは、ヒターノの記憶と混ざり合う音楽をたどる。10曲で、ビセンテ・アミーゴ、フランスのデュオ、ビッグフロ・エ・オリ、おじのペペ・アビチュエラ、2人の娘が加わり、C・タンガナの『エル・マドリレーニョ』の制作陣の一部も参加した。20都市を回るソロ20周年ツアーは4月10日のバレンシアに始まり、12月15日の首都で終わる。本人は「ソロで20年を祝えるのは、人生からの贈り物だ」と語る。
- 聴きはじめ: まず『Tangos Candongos』で一族のタンゴスを、次に『Para Que Tu No Llores』でポップの中の節回しを聴くと、ケタマの歌がどこから来て、どこへ行ったかが分かる。
フラメンコギター工房だより
- 今日の工房: パコ・サンティアゴ・マリン(Paco Santiago Marín、本名フランシスコ・サンティアゴ・マリン)。グラナダの製作家。全履歴を照合し、工房だよりでは未紹介。おじのアントニオ・マリン・モンテロの工房は、8月と9月に何度か取り上げている。
- 家具職人の家から、おじの工房へ: 米国の販売店ギターズ・インターナショナルとサバレタス・ギターラスの紹介によると、1946年グラナダ生まれ。父フランシスコ・サンティアゴ・オリバは家具職人で、12歳から家具作りを習い、1963年まで父と働いた。1963年ごろ(資料により1964年)から、おじのアントニオ・マリン・モンテロの工房で約10年ギター作りを学び、1972年(資料により1973年)に独立した。本人は「偉大な親方のもとで学ぶのがいちばん」と語っている。
- 作り方: サバレタスの紹介では、アントニオ・デ・トーレスのギターをグラナダ派の土台とみなしつつ、作り方の研究を続けている。伝統的な材料と技法を好み、新しい方法は音量を増しても音の質を落とすことがあると考えて、すべて手作業で作る。注文が多いのはクラシック・ギターで、フラメンコ・ギターより多く作る。販売店シッカス・ギターズの紹介は、表板にスプルースを使えば明るく遠くへ届く音、シダーなら温かく丸い音になると説明し、フラメンコ・ギターは伝統的にシープレス(糸杉)の裏板と側板で作られると書く。
- 継承と評価: 1969年生まれの息子ルイス・サンティアゴ・エルナンデスが若いころから工房で働き、1990年に最初の1本を作った。いまも父子で作る。ギタリストのアドリアン・リウスのために、フランシスコ・タレガが持っていた1864年のトーレスの複製を作った。1997年と1998年には彼の名を冠したギター・コンクールが開かれ、2004年の本『アンダルシアのギター職人』は一章を割いた。
- 演奏の現場とのつながり: ギターズ・インターナショナルは、クラシックのリカルド・ガジェンらを使い手に挙げる。グラナダは、今日の列伝のアビチュエラ家の故郷でもあり、おじから甥へ技が渡る工房の話は、アビチュエラ家のギターの受け渡しと重なる。
フラメンコのパロ解説
- 今日のパロ: タンゴス(Tangos)。9月14日に短く扱ったが、そのときは「重心は2拍目と4拍目」と大まかに説明していた。今日は、地域の型、パルマの数え方、ポル・メディオの和音、踊りの構成まで、7つの要素で掘り下げる。
- 起源と歴史(諸説): 英語版ウィキペディアが引くアンダルシア・フラメンコ研究所(IAF)の説明では、19世紀の踊りの歌から、カディスとセビリアのあいだで形になった。スペイン語版ウィキペディアは、1823年ごろのハバナの黒人地区に起源を求め、そこからセビリアへ来たという説も載せる。名前の由来も、擬音説やアフリカ起源説などがあり定まらない。IAFは、アルゼンチン・タンゴとの直接の親子関係は否定し、同じ19世紀の大西洋の音楽を共有する遠い親戚とみる。グラナダ大学のベルランガは、カーニバルのタンゴからフラメンコのタンゴスが生まれ、それを遅くしてティエントスができたと説明し、ティエントス、ファルーカ、ガロティン、コロンビアーナもタンゴの拍子に乗る、とまとめる。
- 地域の型: カディス(エンリケ・エル・メジーソ、アウレリオ・セジェス)は旋法的で踊りやすい。トリアーナ(パストーラ・パボン=ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、エル・ティティ)は短調が多く、踊りと結びつく。ヘレス(フリホネス、エル・モハマ)は強いコンパス。マラガ(ラ・ピルーラ、ラ・レポンパ、エル・ピジャージョ)は長調寄り。グラナダの型は、サクロモンテと結びつき、ポル・アリーバ(Eの響き)でゆっくり歌われる。ほかにエストレマドゥーラのタンゴスもある。
- コンパス(拍子): 4/4拍子。教室サイト「スタジオ・フラメンコ」などの説明では、1拍目は鳴らさずに休み、「(1)、2、3、4」と2・3・4拍目を打つ。2周目は2拍目の裏にも1つ足して「(1)、2と、3、4」と揺らす。4拍を2つ組んで8拍のまとまりで数えることも多い。英語版ウィキペディアは1拍目と3拍目にアクセントを置く数え方を載せており、教え方によって違う。
- 調性とコード進行: タンゴスはポル・メディオ(Aを主音とするフリギア旋法)か、ポル・アリーバ(Eを主音とするフリギア旋法)で弾くことが多い。ポル・メディオならDm → C → B♭ → A、ポル・アリーバならAm → G → F → Eと下りてくる、いわゆるアンダルシア終止(英語版ウィキペディアの書く iv–III–II–I)が骨組みになる。カポタストの位置は歌い手の声に合わせる。ティエントスも同じ基本の和音で伴奏できる。
- レトラの形式とテーマ: 8音節の3行か4行の詩(コプラ)が基本で、繰り返しや入れ替え、リフレインで伸ばす。テーマは祝祭やからかいから、恋、貧しさ、牢獄、土地の誇りまで幅が広い。
- 踊りの構成: 英語版ウィキペディアによると、入り(エントラーダ)→ ジャマーダ → 歌(レトラ)に合わせた足の刻み → 決め(レマーテ)→ 足技の見せ場エスコビージャ → 速めて盛り上げるスビーダ → 締め、と進む。タブラオの終わりによく踊られる。
- 聴きどころ(カンテ・ギター・バイレ): カンテでは、1拍目の「休み」を感じたうえで、歌が拍の頭より後ろへ言葉を置くところ。ギターでは、ラスゲアードと低音弦の打ち込みで2・3・4拍目を押し、Aへの着地で一度ふっと止まるところ。バイレでは、足の連打が8拍のまとまりの終わりでぴたりと止まる瞬間。
- 代表録音1(トリアーナの型): 公式配信の『Tangos Ligeros: Del Color de Cera Mare (with Melchor de Marchena)』(ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、ギターはメルチョール・デ・マルチェナ、約3分弱)。題の「リヘロス」は「軽い」。速めのテンポで、言葉を短く切っていくトリアーナの節回しを聴きたい。
- 代表録音2(マラガの型): 公式配信の『Tangos del Piyayo』(アントニオ・ヌニェス「エル・チョコラーテ」、約3分半)。エル・ピジャージョの名を冠した型で、長調寄りの明るい響きと、ゆったりした語りの節回しを、トリアーナの型と聴き比べたい。
- 代表録音3(グラナダの一族のタンゴス): カナル・スル公式アーカイブの『Pepe Habichuela por tangos con los Carmona y Raimundo Amador』(約5分)。ペペ・アビチュエラにカルモナ家とライムンド・アマドール(11月2日のギタリスト列伝)が加わる。何本ものギターが同じ4拍のパルマに乗り、交代でファルセータを差し込むところに注目したい。
- 踊りのタンゴス: カナル・スル公式アーカイブの『La bailaora Patricia Guerrero por tangos』(約13分)。グラナダ出身のパトリシア・ゲレーロ(10月4日・12日のバイレ列伝)が踊る。エスコビージャで足の連打が速まり、締めに向けてスビーダで一気に上がるところを見たい。
- 似たパロとの聴き分け: ティエントスは同じ4拍だが、ずっと遅く重く、最後にタンゴスへ速まって終わることが多い。カディスのタンギージョは名前が似ているが、カーニバルとつながる別の拍の型。ルンバ(10月18日)は同じ2拍子系でも、ギターの刻みがもっと流れるようにシンコペーションする。
まとめ
- 2026年11月5日。「いとこ(プリモ)」の日に、おじから甥へ、いとこ同士へ渡る技をたどった。14歳でケタマに入り、歌を支えるギターから独奏者、制作者へ進んだホセミ・カルモナ。祖母を最初のアイドルとし、路地のブレリアから『エスティルペ(血筋)』へ至ったアントニオ・エル・ピパ。打楽器から歌へ移り、ソロ20年の新作でおじとタンゴスを歌ったアントニオ・カルモナ。おじの工房で修業し、いまは息子と作るグラナダのパコ・サンティアゴ・マリン。そして、家族の集まりでいちばん弾まれる4拍子のタンゴス。
参考ソース
- 国内: RTVC「El salario mínimo subirá un 5,3% en 2027」(2026年11月5日) https://rtvc.es/salario-minimo-subira-un-53-en-2027-5-noviembre-2026/
- 文化: ExpoFlamenco「Rosalía: From Camarón's Quejío to the Musical Avant-Garde」(2026年11月4日) https://expoflamenco.world/magazine/rosalia-del-quejio-de-camaron-at-the-musical-avant-garde/
- フラメンコ: ExpoFlamenco「Marc Miralta: tuve que inventar mi manera de tocar flamenco con la batería」(2026年11月5日) https://expoflamenco.world/magazine/marc-miralta-tuve-que-inventar-mi-manera-de-tocar-flamenco-con-la-bateria-porque-no-habia-referencias/
- フラメンコ: ExpoFlamenco「Mairena del Alcor celebra el Día Internacional del Flamenco」(2026年11月4日) https://expoflamenco.world/magazine/mairena-del-alcor-celebra-el-dia-internacional-del-flamenco-con-un-mes-de-recitales-conferencias-y-actividades-culturales/
- フラメンコ: Planomato「Antonio Carmona – Gira 20 Aniversario, Palma」 https://planomato.com/es/palma-de-mallorca/p/antonio-carmona-gira-20-aniversario-palma
- ギター: CNDM「Josemi Carmona」(2017年) https://cndm.inaem.gob.es/sites/default/files/events/related_files/josemi_carmona.pdf
- ギター: deflamenco.com「Vuelve KETAMA, 'Porque queremos'」(2018年11月13日) https://deflamenco.com/revista/noticias/vuelve-ketama-porque-queremos.html
- ギター: ExpoFlamenco「Un buscador llamado Josemi Carmona」(2025年8月7日) https://expoflamenco.world/un-buscador-llamado-josemi-carmona/
- ギター: deflamenco.com「Josemi Carmona」(2018年4月5日) https://deflamenco.com/revista/guitarra/josemi-carmona.html
- ギター: Guitar Salon International「Coming Soon - Juan Miguel Carmona」 https://www.guitarsalon.com/blog/coming-soon-juan-miguel-carmona
- バイレ: deflamenco.com「Interview with Antonio el Pipa」(2013年12月30日) https://www.deflamenco.com/revista/entrevistas/interview-with-antonio-el-pipa-1.html
- バイレ: deflamenco.com「Antonio el Pipa and his straight-ahead flamenco」(2020年2月24日) https://deflamenco.com/english/show-reviews/antonio-el-pipa-and-his-straight-ahead-flamenco.html
- バイレ: deflamenco.com「Antonio el Pipa closes out the 21st Festival de Jerez」(2017年3月12日) https://www.deflamenco.com/revista/resenas-actuaciones/antonio-el-pipa-closes-out-the-21st-festival-de-jerez-1.html
- バイレ: deflamenco.com「XXIII Palma de Plata Ciudad de Algeciras: Antonio el Pipa」(2015年11月22日) https://deflamenco.com/revista/noticias/xxiii-palma-de-plata-ciudad-de-algeciras-antonio-el-pipa-1.html
- バイレ: Remezcla「The Passion of Antonio El Pipa」(2006年2月24日) https://remezcla.com/culture/the-passion-of-antonio-el-pipa/
- バイレ: Ayuntamiento de Jerez「Felicitación a Antonio El Pipa」(2022年5月18日) https://www.jerez.es/fileadmin/Documentos/Prensa/ANO_2022/05-MAYO-2022/18-05-2022/Felicitacion_a_Antonio_El_Pipa.doc
- カンテ: Wikipedia「Antonio Carmona」 https://es.wikipedia.org/wiki/Antonio_Carmona
- カンテ: OnCuba News(EFE)「Al flamenco no le han sacado todo el jugo todavía, dice Ketama」(2019年6月7日) https://oncubanews.com/cultura/musica/al-flamenco-no-le-han-sacado-todo-el-jugo-todavia-dice-grupo-espanol-ketama
- カンテ: Musicalia「Antonio Carmona – Baro drom (éxodo)」 https://www.lahiguera.net/musicalia/artistas/antonio_carmona/disco/14971/
- カンテ: Motor16「Antonio Carmona 20 aniversario」(2026年2月14日) https://www.motor16.com/las-ultimas-noticias/antonio-carmona-20-aniversario/
- カンテ: Junta de Andalucía「Biography of Antonio Carmona」 https://www.juntadeandalucia.es/cultura/lorcaygranada/en/biografia/biography-antonio-carmona
- 工房: Guitars International「Paco Santiago Marin, Spain」 https://www.guitarsint.com/guitar_maker/Paco_Marin
- 工房: Zavaletas Guitarras「Francisco Santiago Marin」 https://www.zavaletas-guitarras.com/guitar-makers-classical-flamenco/2015/5/19/francisco-santiago-marin
- 工房: Siccas Guitars「Paco Santiago Marín — Granada Tradition, Concert Power」 https://www.siccasguitars.com/blogs/stories/paco-santiago-marin-luthier
- パロ: Wikipedia「Tango (flamenco)」 https://en.wikipedia.org/wiki/Tango_(flamenco)
- パロ: Wikipedia「Tangos (flamenco)」 https://es.wikipedia.org/wiki/Tangos_(flamenco)
- パロ: Studio Flamenco「Tangos flamencos」 https://www.studioflamenco.com/tangos-flamencos
- パロ: Universidad de Granada(M. Á. Berlanga)「El compás y la sonoridad flamenca」 https://www.ugr.es/~berlanga/captulo_4_el_comps_y_la_sonoridad_flamenca.html