洞窟からケタマを始めたエル・カンボリオ、1枚のアルバムを残したライ・エレディア、ホアキン・コルテス、婚礼の歌アルボレア【2026/11/06】
2026-11-06 / スペイン便り
概要
「キエン・ノ・コレ、ブエラ(走らない者は、飛ぶ)」の日に、ケタマの始まりにいた二人をたどる回です。ギタリスト列伝は、グラナダのサクロモンテの洞窟に生まれ、マノロ・カラコルの店「ロス・カナステロス」で8年伴奏を続け、ソルデリータ、ライ・エレディアとケタマを作ったフアン・カルモナ「エル・カンボリオ」。コラと組んだ『ソンガイ』、100万枚の『デ・アキ・ア・ケタマ』、ピティンゴの『ソウレリア』の制作まで、組む相手で音を変えてきた道をたどります。父フアンと叔父ペペ・アビチュエラが弾いたのはラファエル・モレノのギター。カンテ列伝は、ケタマの初代の歌い手で、1991年にただ一枚のソロ『キエン・ノ・コレ、ブエラ』を出した1か月余り後に28歳で亡くなったライ・エレディア。バイレ列伝は、国立バレエ団から世界の大劇場へ出たコルドバのホアキン・コルテス。工房だよりは、アビチュエラ兄弟やモレンテが弾いたグラナダのラファエル・モレノ。パロ解説は、ヒターノの婚礼の夜明けに歌われ、1954年に初めて録音された「アルボレア」を、速いソレアの12拍とAm→G→F→Eの進行から数えます。
▼ 今日のトピック ・29日の総選挙、国民党がカタルーニャのバダロナから選挙戦へ ・ロス・ハビスの『ラ・ボラ・ネグラ』を米ニューヨーカー誌が酷評 ・マルク・ミラルタ「ニューヨーク・フラメンコ・リユニオン」25周年/フアネロの初アルバム/マタロでクリスティナ・ロペス ・ギター列伝: フアン・カルモナ「エル・カンボリオ」(Juan José Carmona “El Camborio”) ・バイレ列伝: ホアキン・コルテス(Joaquín Cortés) ・カンテ列伝: ライ・エレディア(Ray Heredia) ・工房だより: ラファエル・モレノ・ロドリゲス(Rafael Moreno Rodríguez、グラナダ) ・パロ解説: アルボレア(Alboreá)
▼ 関連リンク(アーティスト・パロ・工房) ・ケタマ『Ahora que te tengo』1985年(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=eeNbZdU_gZE ・ケタマ、トゥマニ・ジャバテ、ダニー・トンプソン『Africa』1988年(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=Hd2GsuPoLyQ ・フアン・アビチュエラ記念の会の締めのブレリア 2000年(カナル・スル公式アーカイブ) https://www.youtube.com/watch?v=5R5EY7wFvWc ・ホアキン・コルテス『Esencia』予告編(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=wnQ4tKkHinA ・ホアキン・コルテス『Calé』コルドバ・ギター祭 2011年(フラメンコ専門テレビ) https://www.youtube.com/watch?v=dqyItsY-yck ・ホアキン・コルテスのインタビュー 2014年(ラ・セスタ公式) https://www.youtube.com/watch?v=pPs9DE6tLys ・ケタマ『Domo arigato』1985年(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=ttraP-F1sIM ・ライ・エレディア『Alegría de vivir』1991年(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=lTFt_5CjkYs ・ライ・エレディア『Quien no corre, vuela』1991年(ヌエボス・メディオス公式) https://www.youtube.com/watch?v=eJrFUn-PEi8 ・イスラエル・フェルナンデスとパブロ・ロペス『Alegría de vivir』ゴヤ賞 2023年(RTVE Música公式) https://www.youtube.com/watch?v=yBtjl6V999g ・ラファエル・モレノ 1998年製フラメンコ・ギター(ソレラ・フラメンカ公式) https://www.youtube.com/watch?v=hwwTcjF68mU ・マルセロ・ソウサ『Alboreá』1997年(アンダルシア・フラメンコ放送公式) https://www.youtube.com/watch?v=3JNx8Kt31gE ・ヘスス・エレディア『Alboreá』2000年(アンダルシア・フラメンコ放送公式) https://www.youtube.com/watch?v=NoqOp4ZtFDU ・エル・トリニ『Alborea: Cante y Guitarra』(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=TmskhBM2DL4
▼ 参考記事・ソース ・Ara「Feijóo chooses Catalonia and Albiol for the start of the 29-N campaign」 https://en.ara.cat/politics/feijoo-chooses-catalonia-and-albiol-for-the-start-of-the-29-n-campaign_15902179.html ・Ara「’It is not a monument, it is a failure’: ‘The New Yorker’ harshly criticizes ‘The Black Ball’」 https://en.ara.cat/culture/it-is-not-monument-it-is-failure-the-new-yorker-harshly-criticizes-the-black-ball_1_5902116.html ・¡Hola!「Los Javis, unidos en Cannes seis meses después de su ruptura」 https://www.hola.com/actualidad/20260521902934/los-javis-unidos-cannes-seis-meses-despues-de-su-ruptura/ ・ExpoFlamenco「Marc Miralta: tuve que inventar mi manera de tocar flamenco con la batería」 https://expoflamenco.world/magazine/marc-miralta-tuve-que-inventar-mi-manera-de-tocar-flamenco-con-la-bateria-porque-no-habia-referencias/ ・ExpoFlamenco「’Como el agua va al molino’, el primer disco del cantaor Juanelo」 https://expoflamenco.world/magazine/Like-water-to-the-mill–the-first-album-by-flamenco-singer-Juanelo/ ・ExpoFlamenco「Cristina López lleva su cante a Mataró」 https://expoflamenco.world/magazine/cristina-lopez-lleva-su-cante-a-mataro-en-el-ciclo-flamenco-i-punt-elles/ ・Comunidad de Madrid「Suma Flamenca: Juan Carmona」 https://www.comunidad.madrid/actividades/2025/suma-flamenca-juan-carmona ・Wikipedia「Ketama (grupo musical)」 https://es.wikipedia.org/wiki/Ketama(grupo_musical) ・El Debate「Ketama: de la cueva al éxito」 https://www.eldebate.com/cine-tv-series/20211104/ketama-cueva-exito.html ・Wikipedia「Joaquín Cortés」 https://es.wikipedia.org/wiki/Joaqu%C3%ADn_Cort%C3%A9s ・¡Hola! USA「Joaquín Cortés: His grand return to the stage」 https://www.hola.com/us/celebrities/20231002351126/joaquin-cortes-comeback-esencia-tour/ ・Wikipedia「Ray Heredia」 https://es.wikipedia.org/wiki/Ray_Heredia ・deflamenco.com「25 años sin Ray Heredia」 https://deflamenco.com/revista/noticias/25-anos-sin-ray-heredia-concierto-homenaje-en-madrid-1.html ・Zavaleta’s La Casa de Guitarras「Rafael Moreno Rodriguez」 https://zavaletas-guitarras.com/guitar-makers-classical-flamenco/2015/6/10/rafael-moreno-rodriguez ・Mercedes García Plata-Gómez「Les noces gitanes dévoilées : étude et traduction des alboreás de Rafael Romero」(FLAMME 2、2022年) https://www.unilim.fr/flamme/393
#スペイン #フラメンコ #ギター #バイレ #カンテ #ケタマ #エルカンボリオ #ライエレディア #ホアキンコルテス #ラファエルモレノ #アルボレア #ずんだもん
スライド(クリックで展開)
スペイン文化・フラメンコ便り(2026年11月6日)
オープニング:2026年11月6日 — スペイン文化・フラメンコ便り
- 今日のスペイン語は「キエン・ノ・コレ、ブエラ(Quien no corre, vuela)」。直訳は「走らない者は、飛ぶ」。うまい話が出てくると、のんびりして見える人まで人より先に飛びつく、という皮肉まじりのことわざで、「走らなくても飛んで来る」素早さを言う。1991年、ケタマの初代の歌い手ライ・エレディアが、ただ一枚のソロ・アルバムの題にした言葉でもある。
- 今日の軸は「ケタマの始まりにいた二人」。昨日のホセミ・カルモナとアントニオ・カルモナに続き、グラナダのサクロモンテの洞窟に生まれ、マドリードの酒場の地下で仲間とケタマを作ったギタリスト、フアン・カルモナ「エル・カンボリオ」。その仲間で、アルバム1枚を出して1か月余りで亡くなった歌い手ライ・エレディア。国立バレエ団から世界の大劇場へ出たコルドバのヒターノの踊り手ホアキン・コルテス。カルモナ家の父と叔父が弾いたギターを作るグラナダのラファエル・モレノ。そして、ヒターノの婚礼で夜明けに歌われる「アルボレア」。
スペイン国内ニュース
- 29日の総選挙、国民党はカタルーニャから: カタルーニャの新聞アラ(11月6日)によると、11月29日の総選挙に向け、国民党(PP)のフェイホー党首は12日(木)、バルセロナ近郊のバダロナで、市長でバルセロナ選挙区の名簿の筆頭のシャビエル・ガルシア・アルビオルと選挙戦を始める。2023年の総選挙でPPと極右ボックスの議席は過半数に4つ足りず、党はその4議席をカタルーニャで取れるとみる。カタルーニャのPPの議席は2019年の2から2023年に6へ増えたが、2000年の12には遠い。標語は「必要な変化」。社会労働党(PSOE)のサンチェス首相はマドリードで選挙戦を始めた。
文化・芸能ニュース
- ロス・ハビスの『ラ・ボラ・ネグラ』、米ニューヨーカー誌が酷評: アラ紙(11月6日)によると、ハビエル・アンブロッシとハビエル・カルボの二人組「ロス・ハビス」の映画『ラ・ボラ・ネグラ(黒い玉)』を、ニューヨーカー誌の映画評でジャスティン・チャンが「記念碑ではなく、失敗作だ」と評した。長すぎて野心が空回りし、三つの物語に中身が足りないという。一方、米国の批評サイト「ロッテン・トマト」の評価は批評家の85%、観客の97%が好意的。米国とカナダでは10月16日に4館で始まり、今週末は465館に広がる。歌手のギタリカデラフエンテ、ミゲル・ベルナルデウが主演し、ペネロペ・クルスとグレン・クローズも出る。
- 作品の背景: ロルカの同名の未完の戯曲を手がかりに、三つの時代のクィアの人々をたどる。5月21日のカンヌ国際映画祭のコンペティションでは、上映後に約20分の拍手を受けた(オラ誌)。上映時間は155分(エスピノフ)。
- 暮らしと創作: オラ誌によると、二人は13年連れ添ったカップルで、2025年11月に別れが公になった。それでも仕事は一緒に続け、アンブロッシは「僕らは大の親友で、とても仲がいい。一緒の企画が山ほどある」と話した。2013年の舞台『ラ・ジャマーダ』から始まり、ドラマ『パキータ・サラス』『ベネノ』『ラ・メシアス』を二人で作ってきた。
フラメンコニュース
- ドラムでフラメンコを叩く道を作った人、セビリアで25周年: エクスポフラメンコ(11月5日)によると、1966年バルセロナ生まれのジャズ・ドラマー、マルク・ミラルタが、ジャズとフラメンコの企画「ニューヨーク・フラメンコ・リユニオン」の25周年公演を11月5日、セビリアのテアトロ・セントラルで開いた。1990年代にニューヨークの店「コーネリア・ストリート・カフェ」で始まり、スタジオで録ったデモがそのままアルバムになった企画で、ギジェルモ・マクギル、ハビエル・コリーナらが参加した。ピアノのチャノ・ドミンゲスとは約10年共演し、ヘラルド・ヌニェス(9月17日・10月6日のギタリスト列伝)とも録音した。「参考にするものがなかったから、自分の叩き方を発明するしかなかった」「純粋なものなどない。文化は、言葉や人と同じで、みんなのものだ」と語る。
- セビリア県の若い歌い手フアネロ、初アルバム『水が水車へ行くように』: エクスポフラメンコ(11月6日)によると、1998年生まれ、ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカの歌い手フアネロが、初めてのアルバム『コモ・エル・アグア・バ・アル・モリーノ』を配信で出した。2025年7月18日、レブリハの第60回「カラコラ・レブリハーナ」の舞台をそのまま収めた約50分、6曲。トナとマルティネーテ、母に捧げたソレア、タンゴとティエント、ロマンセ、シギリージャ、そしてブレリア「レブリハ」。ギターはアントニオ・モヤとクーロ・バルガス。「アルバムになるとは思っていなかった。すべて自然に生まれた」と話す。
- カタルーニャで女性の歌い手の連続公演: エクスポフラメンコ(11月6日)によると、歌い手クリスティナ・ロペスが11月6日(金)21時、バルセロナ県マタロのカサル・ラリアンサで歌う。女性のフラメンコを取り上げる「フラメンコ・イ・プント・エリェス」の第2回で、ピアノはメロディ・ジマール、打楽器はパブロ・ゴメス。主催はマタロのアンダルシア文化協会「シタ・フラメンカ」で、カタルーニャで新しい聴き手にフラメンコを届けることを掲げる。アンダルシアの名を掲げる文化協会が、カタルーニャの町にフラメンコの場を作っている。入場料は15ユーロ。
フラメンコギタリスト列伝
- 今日の一人: フアン・ホセ・カルモナ・アマジャ「エル・カンボリオ」(Juan José Carmona Amaya "El Camborio")。1960年12月8日、グラナダ生まれ。ケタマの創設メンバーのギタリストで、プロデューサー。昨日のホセミ・カルモナとアントニオ・カルモナに続く、ケタマの2日目。
- 生い立ちと家系: エル・デバテ紙(2021年)が伝えたテレビ番組『血の絆』によると、フアンと弟アントニオは、グラナダのサクロモンテの洞窟で生まれた。両親はギタリストのフアン・アビチュエラ(1933〜2016年)とマティルデ・アマジャ。1968年、一家はマドリードのカンパメント地区へ移り、「地区で最初のヒターノ」だった。アントニオは「25平方メートルに10人が住んでいた」と振り返る。父は父親(ギタリスト)と、グラナダの名手「エル・オベヒージャ」に学び、16歳でマドリードの踊り手マリオ・マジャの伴奏をした人(カナル・スルの記録映像の説明)。叔父のペペ・アビチュエラは今年8月4日、82歳で亡くなった(エルディアリオ)。
- 修業(父と叔父、そしてカラコルの店): マドリード州の公演案内によると、10歳から父について祭りで弾き、叔父ペペ・アビチュエラと並んでデビューした。その後8年間、歌い手マノロ・カラコルの店「ロス・カナステロス」で、大物の伴奏を続けた。1977年には、子どもたちでメキシコと米国向けのテレビ・スペイン放送(TVE)のクリスマス番組にも出ている。
- 転機1(ボイラー室で生まれたケタマ、1980年代前半): スペイン語版ウィキペディアによると、ケタマは、ロス・カナステロスで弾いていた二人のギタリスト、グラナダのフアン・カルモナとヘレスのホセ・ソト「ソルデリータ」(1961年生まれ)が始め、歌い手ライ・エレディアが加わった。名はモロッコの谷から取った。テレマドリードの番組では「グループは店のボイラー室で生まれた」と紹介され、エル・デバテ紙は鶏小屋で練習したと伝える。1983年に録音したデビュー盤『ケタマ』は1985年、レーベル「ヌエボス・メディオス」から出た。グラナダの洞窟の家と、ヘレスのソルデラ家。二つの土地の音が1枚に入った。
- 転機2(『ソンガイ』でアフリカへ、1988年): 西アフリカの弦楽器コラのトゥマニ・ジャバテ、英国のベースのダニー・トンプソンと録った『ソンガイ』は、英国の音楽誌ニュー・ミュージカル・エクスプレスに年間最優秀の外国盤に選ばれた(スペイン語版ウィキペディア)。1990年の『イ・エス・ケ・メ・アン・カンビアオ・ロス・ティエンポス』は初めての自主制作で、スペインを回ったプリンスの前座も務めた。この盤のルンバ「カリケーニョ」が、のちの「ノ・エスタモス・ロコス」である。
- 転機3(100万枚、そして「2位のギタリスト」): 1995年3月、マドリードのシネアルテ・スタジオで聴衆を入れて録った『デ・アキ・ア・ケタマ』は100万枚を超え、オンダス賞を受けた。アントニオは2019年、「2万枚売っていたのが100万枚になった」と話している(EFE通信)。マドリード州の案内によると、1990年代初めに米ギター・プレイヤー誌は、フアンを「その年の2番目のギタリスト」に選んだ。
- 代表作1(3本のギター): レーベル公式の『Ketama - Ahora que te tengo (Audio Oficial)』(1985年『ケタマ』より、約4分)。クレジットは、歌とギターがソルデリータ、ギターがフアン・カルモナとライ・エレディア、打楽器がアントニオ・カルモナ、ベースがカルレス・ベナベント、ピアノがテオ・カルダルダ。ソルデリータの歌の後ろで、フアンとライの2本のギターが、和音を刻む役と旋律を挟む役をどう分けているかを聴きたい。
- 代表作2(コラとギター): 同じく公式の『Ketama, Toumani Diabate, Danny Thompson - Africa』(1988年『ソンガイ』より、約5分半)。コラが同じ音型を細かく繰り返す上に、ギターがどこでフラメンコのコンパスを持ち込み、どこでコラの拍に寄り添うかに注目したい。
- 代表作3(父の祝いで伴奏に徹する): カナル・スルの公式アーカイブ「メモランダ」の『Homenaje a Juan Carmona Habichuela: Fin de Fiesta (2000)』(2000年11月20日放送、約7分)。11月11日の父フアン・アビチュエラの記念の会の締めのブレリアで、ギターはエル・カンボリオと従弟ホセミ。ランカピーノ親子、チャノ・ロバトが歌い、父が踊り手マリキージャと踊る。歌い手と踊り手が次々に入れ替わっても、2本のギターが12拍を崩さず支え続けるところを見たい。
- 比べてみると: 父フアン・アビチュエラは歌への愛を何度も語った伴奏の人で、叔父ペペ・アビチュエラはエンリケ・モレンテと組み、ジャズのデイブ・ホランドやドン・チェリーとも演奏した(国立音楽普及センターの資料)。エル・カンボリオは、その伴奏の技をタブラオで身につけたうえで、ケタマでサルサ、レゲエ、ポップ、ファンク、ジャズと混ぜた(ワールド・ミュージック・セントラル)。ソルデリータと組んだ最初の盤、コラと組んだ『ソンガイ』、自分たちで作った1990年の盤と、組む相手で音を変えていく。
- プロデューサーの顔: マドリード州の案内によると、ラ・アウロラ、ホセ・エル・フランセス、ドゥケンデ、トマティートの録音を手がけ、父の録音はすべて制作した。2008年には歌い手ピティンゴの『ソウレリア』を作り、ブレリアと米国のソウル音楽を合わせた。2013年にはピティンゴとマイアミで、キューバのボレロを歌い直した『マレコン・ストリート』を演奏した(EFE通信)。
- 使っているギター: 父フアンと叔父ペペが弾いてきたのは、グラナダの製作家ラファエル・モレノのフラメンコ・ギター(米国の専門店ギター・サロン・インターナショナルの紹介)。今日の工房だよりで訪ねる。
- 家族の言葉: 2019年の再結成のとき、アントニオは「血は、ときに離し、ときに結ぶ」と話した(EFE通信)。ケタマは2004年に解散し、2018年11月13日に14年ぶりの再結成を発表、2019年2月23日にグラナダから「ノ・エスタモス・ロコス」ツアーを始めた。1995年の盤はロンドンのアビー・ロード・スタジオでリマスターされた。
- いま: 2025年10月31日、マドリード州の「スマ・フラメンカ」で、ゴスペルとフラメンコを合わせた公演をバジェカスのパコ・ラバル文化センターで開いた。歌は10月31日のカンテ列伝のペドロ・エル・グラナイーノ、キキ・コルティーニャス、モンセ・コルテス、ラ・ネグラ。ベースはオリベル・ロサダ、打楽器は息子のフアン・カルモナ。
- 聴きはじめ: 『アオラ・ケ・テ・テンゴ』で3本のギターの若いケタマを聴き、『アフリカ』でコラと出会った音、最後に父の祝いの映像で、伴奏の人としての手元を見ると、一人のギタリストの幅が分かる。
フラメンコバイレ列伝
- 今日の一人: ホアキン・コルテス(Joaquín Cortés)。1969年2月22日、コルドバ生まれ。ヒターノの家の踊り手、振付家。全履歴を照合し、バイレ列伝では未紹介。
- 生い立ちと師: スペイン語版ウィキペディアによると、マドリードへ移り、12歳で踊りを学び始めた。ビオグラフィアス・イ・ビダスによると、師はエル・グイト、マリア・マグダレナ、ビクトリア・エウヘニア、叔父のクリストバル・レジェスら。1981年にテレビに初めて出た。
- 転機1(国立バレエ団で主役級に): 14〜15歳で国立バレエ団に入り、16歳でソリスト、のちに第一舞踊手となって世界を回った。1988年、19歳で団を離れ、パリのシャンゼリゼ劇場の舞踊ガラに出た。デフラメンコ誌によると、マイヤ・プリセツカヤ、シルヴィ・ギエムらのガラにも呼ばれ、ベローナの円形劇場の『カルメン』の振付も手がけた。
- 転機2(自分の舞踊団、1992年〜): 1992年に舞踊団を作り、第1作『シバジ』をシャンゼリゼ劇場で初演、日本、フランス、イタリア、ベネズエラ、米国を回った。1995年の『パシオン・ヒターナ(ヒターノの情熱)』は約4年巡演し、衣装はジョルジオ・アルマーニ。同じ年、アルモドバル監督の『私の秘密の花』、カルロス・サウラ監督の『フラメンコ』にも出た。
- 転機3(大劇場から、ふたたび小さな舞台へ): 1999年『ソウル』(バルセロナ)、2001年『ライブ』(ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール)、2005年『ミ・ソレダ』(メキシコ市、衣装ジャン=ポール・ゴルチエ)、2009年『カレ』(ニューヨークのビーコン劇場)と続いた。2017年の『エセンシア』は、カルボネル兄弟の音楽でフラメンコにサルサとジャズを混ぜた。
- 代表演目1(いまの舞台): 本人公式の『TEASER JOAQUIN CORTES ESENCIA (Official Video)』(2024年公開、約13分)。2023年の米国ツアーでは、ギター、バイオリン、コントラバス、チェロ、ピアノの17人の生演奏と組んだ(オラ誌)。弦楽器の長い音の上で、足の打ち込みがどこで鋭く入り、どこで止んで上半身に任せるかを見たい。
- 代表演目2(20年の回顧): フラメンコ専門テレビの『Joaquín Cortés en el Festival de la Guitarra de Córdoba - 'Calé'』(2011年、約3分半)。生まれた町コルドバのギター祭での『カレ』。赤い幕が開くと大きな画面と照明が出てくる。ロックの舞台の仕掛けの中で、サパテアードだけで客席をつかむ場面に注目したい。
- 代表演目3(本人が語る): ラ・セスタ公式の『En el aire - Joaquín Cortés: "Michael Jackson quería que le enseñara algunos pasos de baile"』(2014年、約12分)。『ヒターノ』の巡演前に、17人の楽団と8人の踊り手、2人のバイラオーラで回ると話し、モンテカルロでマイケル・ジャクソンと共演したとき、踊りを教えてほしいと頼まれたと語る。
- 比べてみると: ビオグラフィアス・イ・ビダスは、同じ世代で踊りを新しくしたアントニオ・カナレス(11月2日のバイレ列伝)が純粋な型に近い道を残ったのに対し、コルテスは誰にでも届く踊りを選び、テレビと映画で広めたと書く。舞台にはロックやポップの技術を持ち込み、正統派の間では議論を呼んだが、それまでフラメンコを知らなかった観客を連れてきた。1995年、カタルーニャの雑誌エル・テンプスでは、いつもの純粋派が自分を批判していると認めたうえで、自分も純粋で自分らしさに忠実だ、フラメンコは変わらなければならない、と答えている。
- 本人の言葉: 2012年、カラカスの広場の無料公演では「わたしは世界のヒターノ。ヒターノであることを誇りに思う」と話し、自分を「大義のある革命家」と呼んだ(エル・ウニベルソ紙)。2023年には「フラメンコはもうヒターノだけのものではない。世界のものだ」と語った(オラ誌)。
- いま: 1999年にユネスコの「平和のための芸術家」、2010年に芸術功労金章。2020年12月、パンデミックの中で『エセンシア』の舞台に戻り(AFP)、2023年には約6年ぶりに米国のマイアミ、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴを回った。母を亡くして「目の光が消えた」が、長男が生まれて踊る気持ちが戻った、と話している(オラ誌)。
- 見はじめ: 『カレ』の映像で大劇場の仕掛けと足技を見て、『エセンシア』の予告編で弦楽器と踊る40年目の姿を見ると、彼が何を広げたかが分かる。
フラメンコカンテ列伝
- 今日の一人: ライ・エレディア(Ray Heredia、本名ホセ・エレディア・ベルムデス)。1963年5月25日、マドリード生まれ。1991年7月、28歳で亡くなった。歌い手、ギタリスト、作曲家で、ケタマの創設メンバー。
- 生い立ち: スペイン語版ウィキペディアによると、名の知れた踊り手の家に生まれ、父はバイラオールの「エル・ホセレ」。ワールド・ミュージック・セントラルによると、子どものころから舞台に立ち、12歳で初めてスタジオで録音した。タブラオを離れると、何時間もラジオを聴いて、いろいろな音楽を吸い込んだという。
- 転機1(大物との録音): スペイン語版ウィキペディアの録音一覧には、1981年のエル・レブリハーノ『テアトロ・レアルのフラメンコ』、1983年のエンリケ・モレンテ『クルス・イ・ルナ』、1986年のラファエル・リケーニ(9月12日・26日のギタリスト列伝)『フエゴ・デ・ニーニョス』、1991年のホルヘ・パルド『ラス・シガーラス・ソン・キサ・ソルダス』が並ぶ。ほとんど何でも弾けたことから「スペインのプリンス」と呼ばれた。
- 転機2(ケタマ、そして独立): ワールド・ミュージック・セントラルは、ケタマを言い出した中心人物だったと書く。デフラメンコ誌によると、作曲家、演奏家、歌い手として約2年いた。デビュー盤の「ドモ・アリガト」では、歌、ギター、打楽器をすべて一人で担っている(レーベルのクレジット)。2作目の前に抜けて独りの道へ進み、後任の歌い手がアントニオ・カルモナだった。1992年のケタマの『パ・ヘンテ・コン・アルマ』は、ライに捧げられた。
- 転機3(ただ一枚のソロ、1991年): 1991年6月6日、『キエン・ノ・コレ、ブエラ』を出した(スペイン語版ウィキペディア)。収録は「アレグリア・デ・ビビール」「ジョ・ソロ」「スマメラ・ビエン」など10曲。発売から1か月余りの7月に、マドリードで亡くなった。同じ記事は、ラ・セルサの集落での薬物の過剰摂取だったと書く。デフラメンコ誌は「成功の甘さを味わうことはできなかった」と書いた。
- 代表作1(一人で全部): レーベル公式の『Ketama - Domo arigato (Audio Oficial)』(1985年『ケタマ』より、約3分)。日本語の「どうもありがとう」を題にした曲。声もギターも打楽器も本人だけなので、ギターの刻みと歌の節回しが同じ一人の拍の感じ方から出てくるところを聴きたい。
- 代表作2(いちばん知られた歌): 同じく公式の『Ray Heredia - Alegría de Vivir (Audio Oficial)』(1991年、約4分)。「生きる喜び」を探しても見つからない、と繰り返す歌で、ルンバの軽い刻みと、言葉の終わりを長く揺らすカンテの節回しの重なりに注目したい。1999年の映画『ソブレビビレ』の主題曲になり、大ヒットした。
- 代表作3(アルバムの題の曲): 同じく公式の『Ray Heredia - Quien No Corre, Vuela』(1991年、約4分半)。今日のことわざそのものの曲で、ギターの刻みに乗った言葉の詰め方を聴きたい。
- 比べてみると: ワールド・ミュージック・セントラルは、フラメンコとヒターノのルンバに、カリブのサルサとジャズを合わせたと書き、「若いフラメンコ」の中でもっとも人を引きつけた一人と呼ぶ。同じ時代のケタマが3人のギターで音を厚くしたのに対し、ライは一人で歌もギターも打楽器も担い、自分の曲を自分の声で歌った。
- 娘の言葉: 2017年4月、セビリアの新聞のインタビューで、娘の歌い手トリアナ・エレディアは、父が亡くなったとき2歳だった、と話した。家に入ってくる父の顔は覚えていないが、うれしくていつも腕に飛び込んだという。父の録音の声と自分の声を重ねた追悼盤『ポル・ライ・エレディア』には、アレハンドロ・サンスも加わった。「当時、フラメンコをほかの音楽と混ぜるのは新しかった。今は何でもやり尽くされた。だから父のようにはなかなかできない」とも語っている。
- 受け継がれる歌: 2016年12月1日、ソロ盤から25年を記念してマドリードのサラ・チャンゴ・ライブで追悼公演が開かれ、エル・ビーチョ、エル・カニホ・デ・ヘレス、トマシートらが歌った(デフラメンコ誌)。2023年のゴヤ賞授賞式では、10月17日のカンテ列伝のイスラエル・フェルナンデスとパブロ・ロペスが『Israel Fernández y Pablo López – “Alegría de vivir” (Premios Goya 2023)』(スペイン放送RTVEの音楽チャンネル公式、約3分半)を歌った。ピアノと歌い手の声だけになったとき、ルンバの歌がどこまでカンテに近づくかを聴き比べたい。
- 聴きはじめ: 『ドモ・アリガト』で20歳ごろの一人多重録音を聴き、『アレグリア・デ・ビビール』で最後の年の声を聴くと、最初の盤から最後の盤までに何が変わったかが分かる。
フラメンコギター工房だより
- 今日の工房: ラファエル・モレノ・ロドリゲス(Rafael Moreno Rodríguez)。グラナダの製作家。全履歴を照合し、工房だよりでは未紹介(10月20日に、フアン・ミゲル・カルモナの師として名前だけ出た)。
- 生い立ちと修業: 米国の製作家紹介サイト「サバレタス・ギターラス」によると、1954年にモロッコのタンジェで生まれ、6歳で両親とグラナダ近郊のエル・ファルゲへ、のちにグラナダ市内へ移った。13歳でマヌエル・ロペス・ベジードに弟子入りし、のちにベジードと組んだアントニオ・マリン・モンテロのもとで、フランシスコ・サンティアゴ・マリンと作業台を並べた。さらにエドゥアルド・フェレール(10月29日のカサ・フェレール)の工房で、アントニオ・ドゥラン、アントニオ・レイノサと働いた。
- 自分の工房(1976年〜): 1976年、レイノサと二人で工房を開いた。そこを通った製作家には、アントニオ・ラヤ・パルド(10月18日)、フアン・ミゲル・カルモナ(10月20日)、ベルント・マルティンらがいる。のちに独り立ちし、いまは一人で年に15〜20本を作り、欧州、米州、日本へ送ってきた。米国の販売店の紹介によると、2000年まではアルハンブラ宮殿へ上るクエスタ・デ・ゴメレスにいて、その後ヘスス・イ・マリア通り10番地へ移った。
- 作り方: 米国の専門店ギター・サロン・インターナショナルの紹介によると、木材の一部を自分で切って寝かせ、30年を超えて乾かしたスプルースもある。品質の等級は一つだけで、ヘッドはグラナダの名の由来のザクロの形に彫る。2004年のルイス・F・レアル・ピナールの本『アンダルシアのギター製作家』は、彼に一章を割いた。
- フラメンコとのつながり: 同店によると、親しい友人のペペとフアンのアビチュエラ兄弟、エンリケ・モレンテ、ヘラルド・ヌニェスが彼のフラメンコ・ギターを弾いた。今日のエル・カンボリオの父と叔父である。マドリードの販売店ソレラ・フラメンカの公式映像『Rafael Moreno 1998 flamenco guitar for sale played by Alberto Fernández』(約1分)では、1998年製の一本の音を聴ける。
フラメンコのパロ解説
- 今日のパロ: アルボレア(Alboreá、複数形アルボレアス)。ヒターノの婚礼で花嫁をたたえて歌う歌。過去のパロ解説では未紹介。
- 起源と名前(諸説): スペイン語版ウィキペディアは、田舎の婚礼の歌「アルボラーダ」から来たとみる。研究者ホセ・ブラス・ベガは、名を「アルボル(夜明けの光)」と結びつける。婚礼の夜明けに、新郎新婦へ歌うからである。印刷された最初の記録は、1881年のアントニオ・マチャード・イ・アルバレス『フラメンコの歌集』(パリ第3大学のメルセデス・ガルシア・プラタ=ゴメスの論文、2022年)。
- 婚礼の歌であること: 同じ論文によると、主題は花嫁の純潔、一家の名誉(オンラ)、夜明けの儀式。中心は、年配の女性が花嫁の純潔を確かめ、ハンカチ(パニュエロ)を客に示す場面で、ふつう夜明けに、共同体の中で行われる。この夜の儀式は「ボア」と呼ばれ、広い祝いの「ボダ(婚礼)」と区別される。
- 歌ってはいけない歌: ウィキペディアによると、ヒターノの歌い手の多くは、婚礼以外で歌うべきではないと考え、迷信も多いので、リサイタルではめったに歌われない。論文は、歌い手アントニオ・マイレナらが、外で歌うのは「まじめな」ヒターノから見れば冒瀆だと論じたことを紹介する。
- 初めての録音: 1954年、ペリコ・エル・デル・ルナールが監修したイスパボックスの『フラメンコ歌のアンソロジー』で、ハエン県アンドゥハルのヒターノの歌い手ラファエル・ロメーロが録音した。婚礼のための歌が、初めて儀式から切り離された。アンソロジーはこの年、フランスのディスク大賞を受けた。1968年にはジョセレロ・デ・モロンも録音している。
- コンパス: 論文によると、速いソレアのテンポで、ソレアの旋律とリズムの型に乗る。ソレアと同じ12拍で、アクセントは3、6、8、10、12拍目。「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12」と数える。ウィキペディアは、昔はセギディーリャのリズムで、近年はブレリアのリズムでも歌うと書く。
- 調性とコード進行: ソレア系の伴奏の基本は、Eを主音とするフラメンコのフリギア旋法(ギターでは「ポル・アリーバ」と呼ぶEの形)。Am → G → F → E と下りるアンダルシア終止で、各節をEへ戻す。カポタストの位置は歌い手の声の高さで変わる。
- レトラの形式と主題: 論文によると、本体は6音節4行の詩で、そのあと短い締めの部分「マチョ(レマテ)」で速くなる。婚礼に集まった女性たちが「イェリ」という呼び声のリフレインを歌う。論文は1881年から2019年までの33の変種を集め、主題は、純潔を表す「バラ」(33のうち15)、花嫁への祝福、婚礼の祝いの三つに分かれるとした。
- 聴きどころ(カンテ・バイレ・ギター): カンテでは、4行の本体のあと、マチョで急に速くなる切り替え。ギターでは、速いソレアの12拍を軽く刻み、Eへ戻る節目。バイレでは、婚礼のための歌なのでリサイタルや舞台で踊られることは少なく、婚礼の場の祝いと結びついている。
- 代表録音1: アンダルシア・フラメンコ放送公式の『Alboreá. Marcelo Sousa. 1997』(カナル・スルの番組『ノチェ・フラメンカ』、ギターはマヌエル・エレーラ、約4分)。12拍の速い刻みと、締めのマチョで速まるところを聴きたい。
- 代表録音2: 同じく公式の『Alboreá. Jesús Heredia. 2000』(番組『ラ・ベンタ・デル・ドゥエンデ』、ギターはキケ・パレデス、約4分半)。歌い手が変わると、同じ4行の詩の節回しがどう変わるかを、代表録音1と比べたい。
- 代表録音3: 公式配信の『Alborea: Cante y Guitarra』(エル・トリニ、ギターはビクトル・M・ロサ、2022年、カレ・レコード、約4分)。クリスティナ・オヨスの名を冠した教材シリーズの一曲で、歌とギターだけの形なので、コンパスを数えながら聴くのに向く。
- 似たパロとの聴き分け: ソレアとはコンパスも和声も同じだが、アルボレアは速く、短い6音節の詩と、女性たちの呼び声のリフレインがある。ブレリアは同じ12拍でももっと速く、言葉で遊ぶ。アルボレアは、決まった婚礼の言葉を守って歌う。10月20日のザンブラも、サクロモンテの洞窟のヒターノの婚礼儀礼と結びつけて語られる。
まとめ
- 2026年11月6日。「キエン・ノ・コレ、ブエラ(走らない者は、飛ぶ)」の日に、ケタマの始まりにいた二人をたどった。サクロモンテの洞窟からマドリードの店の地下へ、コラと組んだアフリカへ、父の祝いのブレリアへと、組む相手で音を変えてきたフアン・カルモナ「エル・カンボリオ」。ただ一枚のアルバムの1か月余り後に亡くなり、その歌がいまも歌い継がれるライ・エレディア。国立バレエ団から世界の大劇場へ出たホアキン・コルテス。カルモナ家の父と叔父が弾いたギターを作るラファエル・モレノ。そして、婚礼の夜明けの歌アルボレア。
参考ソース
- 国内: Ara「Feijóo chooses Catalonia and Albiol for the start of the 29-N campaign」(2026年11月6日) https://en.ara.cat/politics/feijoo-chooses-catalonia-and-albiol-for-the-start-of-the-29-n-campaign_1_5902179.html
- 文化: Ara「'It is not a monument, it is a failure': 'The New Yorker' harshly criticizes 'The Black Ball'」(2026年11月6日) https://en.ara.cat/culture/it-is-not-monument-it-is-failure-the-new-yorker-harshly-criticizes-the-black-ball_1_5902116.html
- 文化: ¡Hola!「Los Javis, unidos en Cannes seis meses después de su ruptura」(2026年5月21日) https://www.hola.com/actualidad/20260521902934/los-javis-unidos-cannes-seis-meses-despues-de-su-ruptura/
- 文化: Espinof「Los Javis estrenan 'La bola negra' en Cannes」(2026年5月22日) https://www.espinof.com/criticas/javis-estrenan-bola-negra-cannes-excesivo-e-irregular-drama-inspirado-lorca-personalidad-destellos-genios
- フラメンコ: ExpoFlamenco「Marc Miralta: tuve que inventar mi manera de tocar flamenco con la batería」(2026年11月5日) https://expoflamenco.world/magazine/marc-miralta-tuve-que-inventar-mi-manera-de-tocar-flamenco-con-la-bateria-porque-no-habia-referencias/
- フラメンコ: ExpoFlamenco「'Como el agua va al molino', el primer disco del cantaor Juanelo」(2026年11月6日) https://expoflamenco.world/magazine/Like-water-to-the-mill--the-first-album-by-flamenco-singer-Juanelo/
- フラメンコ: ExpoFlamenco「Cristina López lleva su cante a Mataró en el ciclo Flamenco i Punt – Elles」(2026年11月6日) https://expoflamenco.world/magazine/cristina-lopez-lleva-su-cante-a-mataro-en-el-ciclo-flamenco-i-punt-elles/
- ギター: Comunidad de Madrid「Suma Flamenca: Juan Carmona」(2025年10月31日) https://www.comunidad.madrid/actividades/2025/suma-flamenca-juan-carmona
- ギター: Wikipedia「Ketama (grupo musical)」 https://es.wikipedia.org/wiki/Ketama_(grupo_musical)
- ギター: El Debate「Ketama: de la cueva al éxito」(2021年11月4日) https://www.eldebate.com/cine-tv-series/20211104/ketama-cueva-exito.html
- ギター: OnCuba News / EFE「Al flamenco no le han sacado todo el jugo todavía, dice Ketama」(2019年6月7日) https://oncubanews.com/cultura/musica/al-flamenco-no-le-han-sacado-todo-el-jugo-todavia-dice-grupo-espanol-ketama
- ギター: World Music Central「Artist Profiles: Ketama」 https://worldmusiccentral.org/artist-profiles-ketama/
- ギター: elDiario.es「Muere el guitarrista flamenco Pepe Habichuela a los 82 años」(2026年8月4日) https://www.eldiario.es/cultura/muere-guitarrista-flamenco-pepe-habichuela-82-anos_1_13428665.html
- ギター: CNDM「Habichuela & Carmona」(2016年2月19日) https://cndm.inaem.gob.es/sites/default/files/events/related_files/biografia_habichuela_carmona.pdf
- ギター: Telemadrid「¿Cuál fue el origen de Ketama?」(2022年8月8日) https://www.youtube.com/watch?v=9-xxukRKbyk
- バイレ: Wikipedia「Joaquín Cortés」 https://es.wikipedia.org/wiki/Joaqu%C3%ADn_Cort%C3%A9s
- バイレ: Biografías y Vidas「Joaquín Cortés」 https://www.biografiasyvidas.com/biografia/c/cortes_joaquin.htm
- バイレ: deflamenco.com「Joaquín Cortés」(2012年8月3日) https://deflamenco.com/revista/baile/joaquin-cortes1-3.html
- バイレ: El Universo「Joaquín Cortés: Soy un revolucionario con causa」(2012年5月5日) https://www.eluniverso.com/2012/05/05/1/1379/joaquin-cortes-soy-un-revolucionario-causa.html
- バイレ: ¡Hola! USA「Joaquín Cortés: His grand return to the stage」(2023年10月2日) https://www.hola.com/us/celebrities/20231002351126/joaquin-cortes-comeback-esencia-tour/
- バイレ: El Temps(1995年11月) https://www.eltemps.cat/documents/el-temps_1995_11_0595_0078_0079.pdf
- カンテ: Wikipedia「Ray Heredia」 https://es.wikipedia.org/wiki/Ray_Heredia
- カンテ: World Music Central「Artist Profiles: Ray Heredia」 https://worldmusiccentral.org/?p=59414
- カンテ: deflamenco.com「25 años sin Ray Heredia: concierto homenaje en Madrid」(2016年11月25日) https://deflamenco.com/revista/noticias/25-anos-sin-ray-heredia-concierto-homenaje-en-madrid-1.html
- カンテ: Fundación Secretariado Gitano(新聞切り抜き)「Triana Heredia」(2017年4月4日) https://gitanos.org/upload/83/54/cul_ray_heredia.PDF
- 工房: Zavaleta's La Casa de Guitarras「Rafael Moreno Rodriguez」 https://zavaletas-guitarras.com/guitar-makers-classical-flamenco/2015/6/10/rafael-moreno-rodriguez
- 工房: Guitar Salon International「Rafael Moreno Rodriguez」 https://www.guitarsalon.com/luthier/rafael-moreno-rodriguez
- パロ: Mercedes García Plata-Gómez「Les noces gitanes dévoilées : étude et traduction des alboreás de Rafael Romero」(FLAMME 2、2022年) https://www.unilim.fr/flamme/393
- パロ: Wikipedia「Alboreá」 https://es.wikipedia.org/wiki/Albore%C3%A1