パコ・デ・ルシアを支えた兄たち ラモン・デ・アルヘシラス、ペペ・デ・ルシア、ラ・モネタ、カルタヘネーラ【2026/11/03】

2026-11-03 / スペイン便り


概要

日本の文化の日の11月3日、「兄弟と仲間でつないだフラメンコ」をたどる回です。ギタリスト列伝は、パコ・デ・ルシアの兄で最初のギター教師となり、17歳でフアニート・バルデラマの一座に入り、カマロンの伴奏者として、またパコの六重奏団の2本目のギターとして生涯「歌を支えるギター」を弾いたラモン・デ・アルヘシラス。ニーニョ・リカルドが手配したエステソ家の工房のギターで出発しました。カンテ列伝は、三兄弟の一人で2003年と2021年にラテン・グラミー賞を受けたペペ・デ・ルシア。バイレ列伝は、2003年にラ・ウニオンの「カンテ・デ・ラス・ミナス」で舞踊1位を取ったグラナダの踊り手ラ・モネタ。工房だよりは、フランシスコ・サンチェスに学んだセビリア県エレーラの製作家ペドロ・ムリエル。パロ解説は、カルタヘナとラ・ウニオンの鉱山の歌「カルタヘネーラ」です。今日のスペイン語は「ラ・ウニオン・アセ・ラ・フエルサ(La unión hace la fuerza)」。

▼ 今日のトピック ・ウルダ列車事故、政府が被害者支援の4本柱/アディフ総裁に辞任圧力、社会労働党は世論調査で25%割れ ・オビエド大聖堂、Netflix版『ラ・レヘンタ』の撮影を拒否/エバ・バルタサルがメディシス賞外国小説部門 ・エステベスとパニョスの『Doncellas』がスマ・フラメンカで喝采/イスラエル・フェルナンデスが閉幕公演/11月16日の国際フラメンコの日にアンダルシア8県で催し ・ギター列伝: ラモン・デ・アルヘシラス(Ramón de Algeciras) ・バイレ列伝: フエンサンタ「ラ・モネタ」(Fuensanta “La Moneta”) ・カンテ列伝: ペペ・デ・ルシア(Pepe de Lucía) ・工房だより: ペドロ・ムリエル(Pedro Muriel、セビリア県エレーラ) ・パロ解説: カルタヘネーラ(Cartagenera)

▼ 関連リンク(アーティスト・パロ・工房) ・パコ・デ・ルシアとラモン・デ・アルヘシラス『Cielito Lindo』1967年(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=fyoOEV_Z-UI ・カマロン・デ・ラ・イスラ『Rosa María (Tangos)』1976年、ギター:パコ・デ・ルシア、ラモン・デ・アルヘシラス(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=-peFV0WweSw ・パコ・デ・ルシアと兄ラモン、ペペのルンバ 1993年(アンダルシア放送アーカイブ公式) https://www.youtube.com/watch?v=IGHZMtTyIsQ ・ラ・モネタ『Tientos y Tangos』2017年(アンダルシア・フラメンコ放送公式) https://www.youtube.com/watch?v=ZR_qRGkaduE ・ラ・モネタ、マラセナ公演 2024年(エクスポフラメンコ公式) https://www.youtube.com/watch?v=6NGiKnSAmk8 ・ペペ・デ・ルシア『El Corazón De Mi Gente』feat. ビセンテ・アミーゴ(本人公式) https://www.youtube.com/watch?v=YnSHgxsHivc ・パコとペペ・デ・ルシア『Tangos』1993年(アンダルシア・フラメンコ放送公式) https://www.youtube.com/watch?v=uGXQJZwpSwQ ・ディエゴ・デル・モラオ、ペドロ・ムリエルのギターで『Taranta/Bulerías』(ソレラ・フラメンカ公式) https://www.youtube.com/watch?v=hVbUpmWrbrM ・アントニオ・チャコンとラモン・モントーヤ『Si vas a San Antolín (Cartagenera)』(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=VNXYhOu5Krc ・エンリケ・モレンテ『Los pícaros tartaneros (Cartagenera clásica)』1977年(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=01o1NROfrGc ・エンリケ・モレンテ『Los aires son desabríos (Cartagenera de Chacón)』1977年(公式配信) https://www.youtube.com/watch?v=VrdC3UhEhQQ ・カマロン・デ・ラ・イスラとビセンテ・アミーゴ、カルタヘネーラ 1989年(アンダルシア放送アーカイブ公式) https://www.youtube.com/watch?v=xRdPS3OWIi8

▼ 参考記事・ソース ・El País「Sánchez anuncia ayudas específicas y el adelanto de las indemnizaciones para las víctimas del accidente de Urda」 https://elpais.com/internacional/2026-11-02/sanchez-debemos-recuperar-la-confianza-en-la-alta-velocidad-cuanto-antes-y-cueste-lo-que-cueste.html ・El Mundo「El PSOE pierde 450.000 votos y cae por debajo de 100 escaños」 https://www.elmundo.es/espana/encuestas/2026/11/01/6ae77446e4d4d8f3698b458a.html ・El País「El cabildo de la Catedral de Oviedo rechaza por “inapropiado” que Netflix ruede en el templo ‘La Regenta’」 https://elpais.com/cultura/cine/2026-11-02/el-cabildo-de-la-catedral-de-oviedo-rechaza-que-netflix-ruede-en-el-templo-parte-de-la-regenta-con-ester-exposito-y-oriol-pla.html ・El Mundo「La escritora Eva Baltasar gana el premio Médicis Étranger」 https://www.elmundo.es/cultura/literatura/2026/11/02/6ae88a4de85ece8a528b457a.html ・Guía Flama「Estevez & Paños conquistan Suma Flamenca de Madrid con ‘Doncellas’」 https://www.guiaflama.com/noticias/estevez-panos-conquistan-suma-flamenca-de-madrid-con-doncellas-una-celebracion-del-flamenco-y-de-la-guitarra-de-ramon-montoya/ ・Guía Flama「Israel Fernández clausura la Suma Flamenca」 https://www.guiaflama.com/noticias/israel-fernandez-clausura-la-suma-flamenca-mucho-cante-pero-falto-el-pellizco/ ・Guía Flama「Andalucía celebra el Día Internacional del Flamenco 2026」 https://www.guiaflama.com/noticias/andalucia-celebra-el-dia-internacional-del-flamenco-2026/ ・Revista de Flamenco Al-Yazirat 2024(ラモン・デ・アルヘシラス特集) https://loscaminosdelcante.com/wp-content/uploads/2024/11/revista-al-yazirat-2024-web-2.pdf ・Teatro Real「La Moneta y La Piñona」 https://www.teatroreal.es/en/show/moneta-y-pinona ・Solera Flamenca「Pedro Muriel guitars」 https://www.flamencoguitarsforsale.net/en/pedro-muriel-guitars ・Wikipedia「Cartagenera」 https://es.wikipedia.org/wiki/Cartagenera

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スペイン文化・フラメンコ便り(2026年11月3日)

オープニング:2026年11月3日 — スペイン文化・フラメンコ便り

  • 今日のスペイン語は「ラ・ウニオン・アセ・ラ・フエルサ(La unión hace la fuerza)」。直訳は「団結は力をつくる」。日本語の「団結は力なり」にあたることわざで、家族や仲間で力を合わせる場面で使う。今日のパロ解説の舞台、鉱山の町ラ・ウニオン(La Unión)とも同じ言葉である。
  • 11月3日は日本の「文化の日」。今日の軸は「兄弟と仲間でつないだフラメンコ」。パコ・デ・ルシアの兄として最初のギター教師となり、カマロンの伴奏者でもあったラモン・デ・アルヘシラス。パコの兄で、2003年と2021年にラテン・グラミー賞を受けた歌い手ペペ・デ・ルシア。ラ・ウニオンの「カンテ・デ・ラス・ミナス」で2003年に舞踊の1位を取ったグラナダの踊り手ラ・モネタ。10月31日のフランシスコ・サンチェスに学んだセビリア県エレーラの製作家ペドロ・ムリエル。そして鉱山の町カルタヘナとラ・ウニオンの歌「カルタヘネーラ」。

スペイン国内ニュース

  • ウルダ列車事故、政府が「社会の盾」: エル・パイス紙(11月2日)によると、サンチェス首相はバルセロナの討論会「ワールド・イン・プログレス」で、少なくとも69人が亡くなったトレド県ウルダの高速列車衝突事故について、11月3日(火)の閣議で被害者支援策を承認すると発表した。柱は4つで、(1) 強制加入の事故保険の補償額を倍にする助成、(2) 補償金の前払い、(3) 休業時の給付の拡充、(4) 被害者向けの総合窓口の設置。年初のアダムス(コルドバ県)の事故の後に出した支援策と同じ型である。首相は「高速鉄道への壊れた信頼を、一刻も早く、どんな代償を払っても取り戻す」と述べ、事故は「決して起きてはならなかった」と2度繰り返した。
  • アディフ総裁への圧力と世論調査: エル・パイス紙(11月2日)によると、線路を管理する国営企業アディフのルイス・ペドロ・マルコ・デ・ラ・ペーニャ総裁に、プエンテ運輸相の下院答弁を前に辞任を求める圧力が強まっている。アトーチャ駅の管制センターで手順の誤りがなかったかが調べられている。エル・ムンド紙がシグマ・ドスに依頼した事故後初の世論調査(11月1日)では、首相の社会労働党(PSOE)が今の議会で初めて得票率25%を割り、議席も100を下回る見込みになった。国民党(PP)は31.1%、ボックスは19.3%で、両党を合わせると196議席。総選挙は11月29日。アダムスとウルダの2つの事故の死者は合わせて115人にのぼる。

文化・芸能ニュース

  • オビエド大聖堂、Netflix版『ラ・レヘンタ』の撮影を拒否: エル・パイス紙(11月2日)によると、19世紀の作家クラリンの小説『ラ・レヘンタ(裁判所長夫人)』をマル・コル監督が映画化するNetflix作品(制作エラスティカ・フィルムズ、主演エステル・エクスポシト、オリオル・プラ、ビト・サンス)に対し、オビエド大聖堂の聖堂参事会が堂内での撮影を断った。台本のうち約25ページを読んだうえでの判断で、首席司祭ベニト・ガジェゴは「大聖堂で特定の場面を撮るのはまったくふさわしくない」「小説の聖職者の描き方は教会への攻撃だ」と述べ、地元紙には「母親を攻撃しに来る人に、自分のバルコニーは貸せない」とたとえた。何日も大聖堂を閉めることや観光客の多さも理由に挙げた。同じ大聖堂では、1974年のゴンサロ・スアレス監督版と、1994年春に撮影されたフェルナンド・メンデス=レイテ監督のテレビ版(翌1995年1月放送)が撮影されており、堂内で撮れない初の映像化になる。小説の出版から140年。10月30日・11月1日にお伝えしたとおり、同じ小説を題材にしたオペラで2024年の国民音楽賞を受けた作曲家マリサ・マンチャドは、ウルダの事故で亡くなっている。
  • エバ・バルタサル、フランスのメディシス賞外国小説部門: エル・ムンド紙(11月2日)によると、カタルーニャ語の作家エバ・バルタサルの『Ocàs i fascinació(衰えと魅惑)』の仏訳(訳者アニー・バッツ、ヴェルディエ社)が、11月2日にパリで2026年のメディシス賞外国小説部門に選ばれた。カタルーニャ語の原書を出したクラブ・エディトールは「この賞を受けた初めてのカタルーニャ語作品」としている。学歴がありながら不安定な仕事と住まいを失い、路上から裕福な家の清掃で生き延びる女性が、雇い主たちに執着していく短い物語である。

フラメンコニュース

  • エステベスとパニョスの『Doncellas』、マドリードのスマ・フラメンカで喝采: フラメンコ情報誌グイア・フラマ(11月1日)によると、踊り手・振付家のラファエル・エステベスとバレリアーノ・パニョスの舞踊団による『Doncellas [juerga permanente](乙女たち[終わらない宴])』が、マドリード州の祭典スマ・フラメンカで上演された。ギター1本と9人の踊り手で、20世紀前半の名ギタリスト、ラモン・モントーヤを軸に黄金期の宴を描く。デジタル化した歴史的録音で、マヌエル・バジェホ、マヌエル・トーレ、ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、アントニオ・チャコンの声をよみがえらせ、チャコンの場面では喉にいい飴を売る昔のラジオ広告のような遊びも入る。9脚の椅子で場面を組み替える。2026年2月24日にヘレス・フェスティバルで初演し、同祭の最優秀音楽演奏賞とヘレス・フラメンコ学講座賞を受けた。
  • スマ・フラメンカ閉幕、イスラエル・フェルナンデスに「ひとつまみ」が足りず: グイア・フラマ(11月2日)によると、10月17日のカンテ列伝のイスラエル・フェルナンデスが、テアトロス・デル・カナルの赤の間で祭典を締めくくった。前半はアントニオ・エル・レロヘロのギターでグラナイーナとメディア・グラナイーナ、ソレア、後半はディエゴ・デル・モラオのギターでシギリージャ、ソレア・ポル・ブレリア、ティエントス・タンゴ、ブレリア、ファンダンゴを歌った。評者は歌の質と様式の知識を認めつつ、「心を揺さぶる『ペリスコ(ひとつまみ)』が来なかった」と書いた。
  • 11月16日は国際フラメンコの日、アンダルシア8県で催し: グイア・フラマ(11月2日)によると、ユネスコの無形文化遺産登録(2010年)を記念する11月16日に、アンダルシア州の8県すべてでリサイタル、フラッシュモブ、学校の催しが開かれる。ペーニャ(愛好会)の巡回公演がヘレス、アルヘシラス、メディナ・シドニア、トレブヘナ、サン・フェルナンドを回り、マラガ県アルチドナでは学校でカホンの合奏をする。17日にはパトリシア・ゲレーロが率いるアンダルシア・フラメンコ舞踊団が、古楽合奏団アカデミア・デル・ピアチェーレとカディスで『Origen』を上演する。マドリードの祭典が閉じた2週間後、発祥の地は小さな町のペーニャまで巻き込んで祝う。

フラメンコギタリスト列伝

  • 今日の一人: ラモン・デ・アルヘシラス(Ramón de Algeciras、本名ラモン・サンチェス・ゴメス)。1938年2月5日、カディス県アルヘシラス生まれ、2009年1月20日にマドリードで死去。父はギタリストのアントニオ・サンチェス・ペシーノ。5人きょうだいの長男で、弟に歌い手のペペ・デ・ルシアとギタリストのパコ・デ・ルシアがいる。伴奏ギター(トケ・パラ・カンテ)の名手として知られ、作品は140曲を超える。
  • 生い立ちと師弟の系譜: アルヘシラスの愛好会ペーニャ・デル・カンテ・グランデが出す2024年の機関誌『Al-Yazirat』のラモン特集によると、父アントニオはセビリアの名ギタリスト、ニーニョ・リカルド(本名マヌエル・セラピ)の流儀に心酔し、自宅に歌い手を招く集まりを開いていた。ラモンは若いころ左官、大工、帳簿づけにも手を出したが、1953年に父の指導で芸の道に入った。作家フェリックス・グランデは1979年の『フラメンコの記憶』で「父の次に、パコ・デ・ルシアの最初のギター教師は兄ラモンだった」と書いている。
  • 転機1(1955年、17歳でバルデラマ一座へ): 同誌によると、1955年、魚の仲買人で愛好家のホセ・マリンの家で、まだニーニョ・リカルドが伴奏をしていた歌い手フアニート・バルデラマ(マリンの親友)が、父の願いを受けて17歳のラモンを一座に迎えた。巡業用のギターは、リカルドがマリンの資金援助で手配した、マドリードのエステソ家の工房のギターだった。その年の暮れにリカルドが一座を去ると、リカルドの直弟子だったマドリードのギタリスト、ホセ・マリア・パルド・ガルシアがラモンに技とファルセータを伝えた。一座の巡業は10年以上続いた。
  • 転機2(伴奏者として): 伴奏した歌い手は、アントニオ・マイレナ、ペペ・マルチェナ、ペペ・ピント、ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、フォスフォリート、ペリコン・デ・カディス、チャト・デ・ラ・イスラ、そして1970年代のカマロン・デ・ラ・イスラまで及ぶ。リカルドからは「ラモンシート」と呼ばれ、マドリードでは夜の街へ連れ立つ仲だった。
  • 転機3(パコとの二重奏とテアトロ・レアル): 1960年代、弟パコと2本のギターのアルバムを何枚も録音した。1967年の『Dos guitarras flamencas en América Latina(ラテンアメリカの2本のフラメンコ・ギター)』では中南米の名曲をフラメンコの2本のギターに移した。1973年の『Fuente y caudal(泉と水量)』(「Entre dos aguas」を収録)にもギターでクレジットされている。1975年には兄弟で、マドリードの王立劇場テアトロ・レアルで演奏した初めてのフラメンコ・ギターの二人組になった。
  • 代表作1(二重奏): 公式配信の『Cielito Lindo』(1967年『Dos guitarras flamencas en América Latina』より、約2分半)。メキシコの有名な歌を2本のギターで弾く。片方が旋律を歌わせるあいだ、もう片方が和音とリズムで支え、役が入れ替わる。伴奏者として鍛えたラモンの、旋律を邪魔しない刻みに耳を澄ませたい。
  • 代表作2(カマロンの伴奏): 公式配信の『Rosa María (Tangos)』(1976年、約2分)。配信のクレジットは歌カマロン、ギターはパコ・デ・ルシアとラモン・デ・アルヘシラスで、作詞作曲と制作は父アントニオ・サンチェス・ペシーノの名義。地元誌『Al-Yazirat』はこのタンゴをラモンの作品として挙げており、名義と伝承が分かれている。2本のギターがタンゴの4拍をどう分担し、カマロンの声の切れ目に短いファルセータを差し込むかを聴きたい。
  • 代表作3(三兄弟の舞台): アンダルシア放送アーカイブ公式の『Paco de Lucía y sus hermanos Ramón de Algeciras y Pepe de Lucía por rumbas』。1993年10月19日の番組『Fiebre del Sur』で、パコの六重奏団がルンバ「Caña de azúcar(サトウキビ)」を演奏する。歌はペペ、2本目のギターがラモンで、フルートとサックスのホルヘ・パルド、ベースのカルレス・ベナベント、打楽器のルベン・ダンタス、打楽器と踊りのマノロ・ソレールが並ぶ。パコの速いパッセージの下で、ラモンのギターがルンバの刻みを崩さず支えるところに注目したい。
  • 六重奏団での役目: 1980年代初めに結成されたパコの六重奏団でラモンは2本目のギターを弾き、巡業の時間管理や事務まで引き受けた。遅刻した団員は叱られたという。地元のギタリスト、ホセ・カルロス・ゴメスの証言では、プエルト・バヌスの楽屋でマノロ・ブレネスがパコのギターを試していると、ラモンがそれを取り上げてパコに渡し、「マノロ、ギターを渡しな。こいつにファルセータを盗まれるぞ」と言った。
  • 使用ギター: 1955年に一座へ入るとき、ニーニョ・リカルドが手配したマドリードのエステソ家の工房のギターを手にした。名工ドミンゴ・エステソ(9月23日の工房だより)の工房は、のちに甥のコンデ兄弟が受け継ぎ、パコが1970年代からほぼコンデ兄弟の楽器だけを弾いたことはよく知られている。ラモンが後年どの製作家の楽器を使ったかは、確かな資料が見つからなかった。
  • 技法と比較: 同誌の評では、ラモンはニーニョ・リカルドの流儀を守りながら、技術の清潔さと際立ったリズム感、タンゴ、ブレリア、アレグリアスでの新しいリズムの型を持ち込んだ。弟パコが伴奏から独奏の頂点へ進んだのに対し、ラモンは生涯、歌を支える側にとどまった。歌い手フォスフォリートは「ラモンはパコを崇拝し、ギタリストとしての自分の道を犠牲にした。弟としては兄弟として愛し、ギタリストとしては神だった」と語っている。
  • 晩年と評価: 1984年にはマドリード近郊ヘタフェの自宅で、オランダのギタリストの取材にニーニョ・リカルドの思い出を語った録音が残る。2004年に故郷アルヘシラスから功労の特別賞を受け、晩年はアルヘシラス近郊エル・リンコンシージョの家で多くの時間を過ごした。2024年、アルヘシラスの「パルマ・デ・プラタ」賞が没後の彼に贈られた。
  • 今から聴くなら: まず『Cielito Lindo』で兄弟の二重奏を、次に『Rosa María』でカマロンの歌の後ろにいるギターを、最後に1993年のルンバで三兄弟が同じ舞台に立つ姿を見ると、「歌を支えるギター」がどう生まれたかが分かる。

フラメンコバイレ列伝

  • 今日の一人: フエンサンタ「ラ・モネタ」(Fuensanta "La Moneta")。1984年、グラナダ生まれの踊り手。評者はその生まれついての「サクロモンテの気性」を書き、グラナダの伝統的な踊りを軸にする。テアトロ・レアルの紹介では、マリオ・マヤとフアナ・アマジャに学んだ。
  • 転機: 2003年、ラ・ウニオンの「カンテ・デ・ラス・ミナス」の舞踊部門で1位を取った(今日のパロ解説の舞台である)。若いころは他人の舞踊団で踊り、ラファエル・エステベス(今日のフラメンコニュース)とも短く共演した。2010年10月8日、セビリア・ビエナルで自作『Bailar, vivir(踊ること、生きること)』を発表し、ピアノのディエゴ・アマドールとのタンゴ、サンブラ、タラントを踊った。のちに『Hasta el tuétano(骨の髄まで)』(2017年)、ビエナルのための『Granada solo tiene salida por las estrellas(グラナダの出口は星にしかない)』(2018年)を作った。
  • 見どころ1: アンダルシア・フラメンコ放送公式の『Tientos y Tangos. Fuensanta La Moneta. 2017』(番組『Foro Flamenco』、歌フアン・アンヘル・ティラード、ギター、ルイス・マリアーノ)。ゆっくりしたティエントの重いブラソから、速いタンゴへ移った瞬間にサパテアードの密度が一気に上がるところに注目したい。
  • 見どころ2: エクスポフラメンコ公式の『Fuensanta La Moneta, en Maracena』(2024年10月24日、グラナダ県マラセナ)。小さな劇場で、歌い手2人、ギター、打楽器だけを相手に踊る。動きをため、一歩で空気を変える間合いを見たい。
  • いま: グラナダで自分の舞踊学校を率いる。2025年10月にはテアトロ・レアルの「フラメンコ・レアル」で10月21日のギタリスト列伝のホセ・フェルミン・フェルナンデスと共演し、2027年6月23〜25日には同じ企画で10月29日のバイレ列伝のラ・ピニョーナと共演する予定。チケットは2026年11月16日に発売される。

フラメンコカンテ列伝

  • 今日の一人: ペペ・デ・ルシア(Pepe de Lucía、本名ホセ・サンチェス・ゴメス)。1945年9月25日、アルヘシラス生まれ。ラモンの弟で、パコの兄。歌い手、作曲家、プロデューサー。
  • 歩み: 少年時代、パコと「ロス・チキートス・デ・アルヘシラス(アルヘシラスのちびっこたち)」を組み、1962年のヘレスの国際コンクールで成功を収めた。踊り手ホセ・グレコやアントニオ・ガデスの舞踊団で歌い、のちにパコの六重奏団の歌い手になった。カマロン、レメディオス・アマジャ、アスーカル・モレノ、アレハンドロ・サンスに歌詞を書いた。娘は歌手のマルー。
  • 聴きどころ: ペペ・デ・ルシア公式の『El Corazón De Mi Gente』(ギター、ビセンテ・アミーゴ、2002年)。2003年のラテン・グラミー賞最優秀フラメンコ・アルバムの表題曲である。ビセンテの柔らかなファルセータの上で、ペペの声が言葉をはっきり置き、節回しを短く切り上げるところを聴きたい。
  • 兄弟で聴く: アンダルシア・フラメンコ放送公式の『Tangos. Paco y Pepe de Lucía. 1993』(番組『Fiebre del Sur』)。ギターはパコとラモンで、ペペが歌う。ギタリスト列伝の三兄弟の映像と同じ番組の別の演奏である。
  • いま: 2021年にアンダルシア・メダル(芸術部門)を受け、同じ年に『Un nuevo universo(新しい宇宙)』で2度目のラテン・グラミー賞を受けた。インタビューでは「パコとカマロンのあいだで、越えられないコンクリートの壁2枚に挟まれていた」と語っている。

フラメンコギター工房だより

  • 今日の製作家: ペドロ・ムリエル(Pedro Muriel)。セビリア県エレーラに工房を構え、主にフラメンコ・ギターを作る。
  • 系譜: ギター販売店ソレラ・フラメンカの紹介によると、10月31日の工房だよりで紹介したセビリア県エステパのフランシスコ・サンチェスの弟子。ヘルンディーノ・フェルナンデス、マヌエル・レジェス、フランシスコ・バルバ、サントス・エルナンデス、マルセロ・バルベロら名工の楽器が彼の手を通り、構造の知識を深めた。製作を始めたのは遅く、作った本数は少ない。
  • 材の組み合わせ: 同店の販売記録では、表板がドイツ松、裏板と側板がシープレスという伝統的なフラメンコの組み合わせのほか、表板がセコイアで裏板と側板がシープレス(2023年、2026年)、表板がカナダ杉で裏板と側板がブラジリアン・ローズウッド(2020年、2022年)の楽器がある。どれも売約済みである。
  • 弾き手と映像: ソレラ・フラメンカ公式の『Diego del Morao & Moskito en Solera Flamenca. Taranta/Bulerías』(2024年、約11分)。同店によると、ヘレスのディエゴ・デル・モラオ(9月25日・10月3日のギタリスト列伝)が約2年前に注文したムリエルのギターで、歌ホアキン「エル・ドゥエンデ」、踊りビオレタ・バリオ、手拍子と掛け声にホセ・コルドバ「モスキート」とディエゴ・アマジャが加わった。前半のタランタは今日のカルタヘネーラと同じF♯の響きで弾かれるので、開放弦の残響と低音の鳴りに注目したい。

フラメンコのパロ解説

  • 今日のパロ: カルタヘネーラ(Cartagenera)。ムルシア州のカルタヘナとラ・ウニオンの鉱山地帯で生まれた歌で、「カンテス・ミネロ・レバンティーノス(鉱山と東部の歌)」に属する。過去全回のパロ解説で未紹介。
  • 起源と系統(諸説): スペイン語版ウィキペディアは、18世紀の土地のファンダンゴがフラメンコ化したものと説明し、19世紀にアンダルシア、特にアルメリアからの鉱山労働者の移住とともに育ったとする。米カリフォルニア大学サンディエゴ校のサイトにあるフラメンコ解説(以下、UCSD解説)では、カルタヘナの歌い手アントニオ・ピニャーナが、麻底の靴の職人だった「エル・ロホ・エル・アルパルガテロ(赤毛の靴屋)」の仕事を1885年ごろとし、その息子アントニオ・グラウ・ダウセットが父の歌をピニャーナに伝えた。一方、ハエンやアルメリアの鉱夫が持ち込んだタラントとカルタヘナの「夜明けの歌」が混ざって生まれたとする説もある。決定的なフラメンコの形を定め、各地に広めたのはアントニオ・チャコンとされる。親戚はファンダンゴ、タランタ、ミネーラ、マラゲーニャ。
  • コンパス(拍子): 決まった拍のない「カンテ・リブレ(自由リズム)」。英語版ウィキペディアによれば、鉱山の歌はもとは「アバンドラオ」と呼ばれる3拍子の踊りのリズムで歌われたが、同じ時代に拍を失った。祖先のファンダンゴの3拍子「1、2、3、1、2、3」と比べると、いまのカルタヘネーラでは歌い手が一節ごとに息の長さを決め、パルマは入らない。踊りには、同じ響きに拍をつけたタラント(9月17日・10月6日)が使われる。
  • 調性とコード進行: ギターはタランタと同じF♯のフリジア旋法の形で弾くのが基本で、UCSD解説もF♯を土台に説明している。骨組みはBm → A → G → F♯のアンダルシア終止で、F♯は開放弦を響かせた独特の和音になる。歌が入ると長調の側へ移り、英語版ウィキペディアによればチャコンの伴奏者ラモン・モントーヤ以後、鉱山の歌はD長調で歌い、節の終わりでF♯へ戻る形になった。UCSD解説は、カルタヘネーラの第1行がD7を強く鳴らし、歌い手がその7度の音Cを長く伸ばすのが目印だと書く。高さは歌い手の声に合わせてカポタストで動かす。
  • レトラの形式とテーマ: ファンダンゴと同じ8音節の詩で、スペイン語版ウィキペディアによれば4行か5行。鉱山の労働そのものは歌わないとされる。たとえば「ロス・ピカロス・タルタネロス(いたずらな馬車引きたち)」は、タルタナと呼ばれる幌つき馬車の御者を歌った定番のレトラである。
  • 聴きどころ: カンテでは、第1行の伸ばしと、節の途中で長調の明るさが差すところ。ギターでは、歌の前後にはさむF♯の響きのファルセータと、歌の下で和音を置くだけの控えめな伴奏の対比。ラ・ウニオンの「カンテ・デ・ラス・ミナス」のコンクールには、カルタヘネーラの部門がある。スペイン語版ウィキペディアの写真説明によれば、10月30日のカンテ列伝のミゲル・ポベダは1993年、同祭でカルタヘネーラ部門の賞を取った。
  • 代表録音1(チャコンとモントーヤ): 公式配信の『Si vas a San Antolín (Cartagenera)』(ドン・アントニオ・チャコン、ギター、ラモン・モントーヤ、約3分20秒)。形を定めた人の録音として、高い声で節を長く伸ばし、節の終わりでギターのF♯へ着地するところを聴きたい。今日のフラメンコニュースの『Doncellas』が軸にした2人でもある。
  • 代表録音2(2つの型の聴き比べ): エンリケ・モレンテが1977年のアルバム『...Y al volver la vista atrás』で、9月22日・28日のギタリスト列伝のペペ・アビチュエラ(2026年8月に死去)のギターと録った2曲。『Los pícaros tartaneros (Cartagenera clásica)』は古い型で約2分、『Los aires son desabríos (Cartagenera de Chacón)』はチャコンの型。チャコンの型のほうが旋律の上下が細かく、飾りが多いことに注目したい。
  • 代表録音3(カマロンとビセンテ・アミーゴ): アンダルシア放送アーカイブ公式の『Camarón de la Isla, con Vicente Amigo a la guitarra, cartagenera』(1989年10月6日、番組『Puerta del Cante』)。説明によると、ビセンテがカマロンを伴奏したのはこの番組だけだった。同じ「ロス・ピカロス・タルタネロス」を、モレンテの録音と、声の張りと節の伸ばし方で比べたい。
  • 似たパロとの聴き分け方: タランタとは伴奏の型が同じだが、UCSD解説はカルタヘネーラのほうが録音ごとの旋律のぶれが小さいと書く。第1行のD7と伸ばしたCが聞こえたらカルタヘネーラの合図。マラゲーニャも同じファンダンゴの子孫だが、ギターはEの形(ポル・アリーバ)で弾かれるので、響きの低さで聴き分けられる。

まとめ

  • 2026年11月3日、日本の文化の日に、「兄弟と仲間でつないだフラメンコ」をたどった。17歳でバルデラマの一座に入り、弟パコの最初の師となり、生涯歌を支えたラモン・デ・アルヘシラス。ラテン・グラミーを2度受けた弟ペペ・デ・ルシア。ラ・ウニオンで頭角を現したラ・モネタ。師フランシスコ・サンチェスの技を継ぐペドロ・ムリエル。そして鉱山の町の歌カルタヘネーラ。「ラ・ウニオン・アセ・ラ・フエルサ」のとおり、一人の天才の後ろには、支える家族と仲間がいた。

参考ソース

  • 国内: El País「Sánchez anuncia ayudas específicas y el adelanto de las indemnizaciones para las víctimas del accidente de Urda」(2026年11月2日) https://elpais.com/internacional/2026-11-02/sanchez-debemos-recuperar-la-confianza-en-la-alta-velocidad-cuanto-antes-y-cueste-lo-que-cueste.html
  • 国内: El País「Máxima presión para el cese del presidente de Adif a horas de la comparecencia de Puente en el Congreso」(2026年11月2日) https://elpais.com/espana/2026-11-02/maxima-presion-para-el-cese-del-presidente-de-adif-a-horas-de-la-comparecencia-de-puente-en-el-congreso.html
  • 国内: El Mundo「El PSOE pierde 450.000 votos y cae por debajo de 100 escaños en la primera encuesta tras la tragedia de Urda」(2026年11月1日) https://www.elmundo.es/espana/encuestas/2026/11/01/6ae77446e4d4d8f3698b458a.html
  • 文化: El País「El cabildo de la Catedral de Oviedo rechaza por “inapropiado” que Netflix ruede en el templo ‘La Regenta’」(2026年11月2日) https://elpais.com/cultura/cine/2026-11-02/el-cabildo-de-la-catedral-de-oviedo-rechaza-que-netflix-ruede-en-el-templo-parte-de-la-regenta-con-ester-exposito-y-oriol-pla.html
  • 文化: El País「Marisa Manchado, el último viaje」(2026年10月31日) https://elpais.com/cultura/2026-10-31/marisa-manchado-el-ultimo-viaje.html
  • 文化: El Mundo「La escritora Eva Baltasar gana con Ocàs i facinació el reconocido premio Médicis Étranger en Francia」(2026年11月2日) https://www.elmundo.es/cultura/literatura/2026/11/02/6ae88a4de85ece8a528b457a.html
  • フラメンコ: Guía Flama「Estevez & Paños conquistan Suma Flamenca de Madrid con ‘Doncellas’」(2026年11月1日) https://www.guiaflama.com/noticias/estevez-panos-conquistan-suma-flamenca-de-madrid-con-doncellas-una-celebracion-del-flamenco-y-de-la-guitarra-de-ramon-montoya/
  • フラメンコ: Guía Flama「Israel Fernández clausura la Suma Flamenca: mucho cante, pero faltó el pellizco」(2026年11月2日) https://www.guiaflama.com/noticias/israel-fernandez-clausura-la-suma-flamenca-mucho-cante-pero-falto-el-pellizco/
  • フラメンコ: Guía Flama「Andalucía celebra el Día Internacional del Flamenco 2026」(2026年11月2日) https://www.guiaflama.com/noticias/andalucia-celebra-el-dia-internacional-del-flamenco-2026/
  • ギター列伝: Revista de Flamenco Al-Yazirat 2024(ラモン・デ・アルヘシラス特集) https://loscaminosdelcante.com/wp-content/uploads/2024/11/revista-al-yazirat-2024-web-2.pdf
  • ギター列伝: Wikipedia「Ramón de Algeciras」 https://es.wikipedia.org/wiki/Ram%C3%B3n_de_Algeciras
  • ギター列伝: Wikipedia「Fuente y caudal」 https://en.wikipedia.org/wiki/Fuente_y_caudal
  • ギター列伝: Wikipedia「Dos guitarras flamencas en América Latina」 https://en.wikipedia.org/wiki/Dos_guitarras_flamencas_en_Am%C3%A9rica_Latina
  • ギター列伝: Wikipedia「Hermanos Conde」 https://en.wikipedia.org/wiki/Hermanos_Conde
  • バイレ列伝: Teatro Real「La Moneta y La Piñona」 https://www.teatroreal.es/en/show/moneta-y-pinona
  • バイレ列伝: DeFlamenco「XVI Bienal de Flamenco. Bailar, vivir. La Moneta」 https://deflamenco.com/revista/resenas-actuaciones/xvi-bienal-de-flamenco-bailar-vivir-la-moneta-an-capaula-manuel-de-paula1-1.html
  • バイレ列伝: Vida Flamenca「Flamenco Real: La Moneta y José Fermín Fernández」 https://vidaflamenca.org/flamenco-real-pena-la-plateria-la-moneta-y-jose-fermin-fernandez-15-17-oct-2025/
  • カンテ列伝: Wikipedia「Pepe de Lucía」 https://es.wikipedia.org/wiki/Pepe_de_Luc%C3%ADa
  • カンテ列伝: Latin Grammy「Pepe de Lucía」 https://cms.latingrammy.com/en/artists/pepe-de-lucia-19863/
  • カンテ列伝: ExpoFlamenco「Pepe de Lucía takes home the Latin Grammy for Un nuevo universo」 https://expoflamenco.com/archivo/en/international/pepe-de-lucia-takes-home-the-latin-grammy-for-un-nuevo-universo/
  • 工房だより: Solera Flamenca「Pedro Muriel guitars」 https://www.flamencoguitarsforsale.net/en/pedro-muriel-guitars
  • 工房だより: Solera Flamenca「Diego del Morao & Moskito in Solera Flamenca. Taranta/Bulerias (Guitar Pedro Muriel)」 https://www.flamencoguitarsforsale.net/en/diego-del-morao-moskito-in-solera-flamenca-taranta-bulerias-guitar-pedro-muriel/
  • パロ解説: Wikipedia「Cartagenera」 https://es.wikipedia.org/wiki/Cartagenera
  • パロ解説: Wikipedia「Cartageneras」 https://en.wikipedia.org/wiki/Cartageneras
  • パロ解説: UCSD flamenco pages「Mineras / Cartageneras」 https://pages.ucsd.edu/~moore/flamenco/mineras-cartegeneras.htm
  • パロ解説: Wikipedia「Tarantas」 https://en.wikipedia.org/wiki/Tarantas

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